アトリエコルト

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アトリエはじめ

2020/01/07

20201回目のアトリエはたくさんの人で賑わいました。

普段なかなか会えない人たちと久しぶりに会えるのは長期休暇の楽しみ。大人と子どもだけどやっぱり私にとっては友達なのです。会えて嬉しい!

はじめての子も一緒に混ざっている時、やはり「とりあえずスライム」が活躍。なんだろうこのスライムの力って…スライムを挟み、素材のやり取りを通して少しずつ知り合っていく人たち。顔を見て名前を言うような自己紹介は無く、自分から名前を伝える人も中にはいたり、出会い方も色々

久しぶりに来てもまっすぐ以前の関心の所に向かいどっしりと座る人、少しずつ変化してる素材棚を確認しながら次々と気になる素材を見つけて忙しい人

初めてや、久しぶりのちょっとした戸惑いに、ハードルを下げる隙間。いやむしろ隙間のためにあるのかもしれない。隙間ってアソビとも言うし

大勢だったのでお昼はカレー。買い物チームと残って遊ぶチームが分かれて残ったチームは冷蔵庫にあった野菜を切ったり、漫画読んだり、スライム作ったり、工具を使って立体作品を作ったり。次々と思い浮かんでは試す人、じーっと漫画を読んで数時間後に動き出す人、表現もホントそれぞれ。当たり前のことだけど、みんなその人のタイミングで動く。

おかわり対決のように食べる人たち、漫画片手に本棚の前で食べる人たち、和やかに会話を楽しむ人たち…

この人たちがみんな学校や幼稚園で集団行動をしているということを時々思い出し、不思議な気持ちになる。さらに大人になり通勤ラッシュで大人しく通勤してるのかと思うとなんともる言えない気持ちになる。そんな事を思うとこの小さなアトリエは異次元のポケットのように感じる。

ご飯を一緒に作って食べると何となく和むのか、午後の制作は活発で独創性があることが多い。

ごっこ遊びが賑やかに展開される傍、ずーっと作る人、ずーと読む人

外に行きたくなった時はある程度一緒に行動が必要になって、人数が多かったので「番号1から言って」と伝えるアソビーさんK「え?そういうのやるんだ」と…でもこれもなかなか進まず笑。「じゃあ1」と複数の人が言ったり…でも「人数多いから誰か置いて来ちゃうと困るじゃん。確認したい」と伝えると納得してなんとか確認。

午後の遊びの中、お迎えの時間がバラバラと始まりバタバタと送り出す。賑やかでそれなりの忙しさがあって、あっという間だけど、だんだん静かになるアトリエで、次いつ会えるかな?と思う。

たくさん作った人は紙袋に作品を入れ、鼻息荒くお母さんに見せる。嬉しい。

別の子は「楽しかった?何したの?」と聞かれて「しー」と指を口に当てる。なんかちょっと分かるような…うまく言えない、共有した時間を言葉で伝えるのが難しいような感じ。言葉にすると違ってしまう様な?もしかしたらそんな感じなのかな。そっとしまっておいて、また会う時ここで開けようね。

あー今年もこんな時間を持てるとは、こんなに嬉しい事はないな。皆さんどうぞよろしくお願いします