アトリエコルト

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秋の始まりの公園で

2018/10/15

雨降る午前中。心配しつつ準備して公園に向かいました。
着いたら晴れ間が見えてきて。しっとりとした土や木の皮、苔や落ち葉から瑞々しく落ち着くような香りがしました。

林の中は先日の台風の影響か、おおきな木が伐採されていたり、杉の木が倒れていました。
倒れても周りに清々しい香りを漂わせる杉から実や皮をいただきました。

雨上がりの林は本当に気持ちが良かったです。
そんな風に一人で下見していたら、初めましてのお父さんと娘さんがやってきて、他の方々もやって来て、ちょっと散歩して素材集めをしてみました。
ドングリや枝、葉っぱを集めて、死んだ虫や生きてる虫を見つけたり、大きな枝を見つけたり…

はじまると、それぞれの世界に…
虫博士君が二人いて、初対面なのに旧知の仲のようなやりとりをしていたり、拾って来た素材には見向きもせずにひたすら絵の具を塗り重ねたり、数種類の木の皮を吟味して貼り合わせたり、枝に蔦とミズヒキなどでブーケにしたり…
今日のお題の箱を見事に切って虫?のキャラクターかな?を作ったり…
見事に違う、それぞれの世界が生まれていきました。
少し大きな子たちは、初対面の小さい子からいつもちょっと距離を置きたがら様子笑。
そんな小さな緊張も屋外ならなんの問題にもならず、気まずくさえない。場所も居場所も十分にある時間でした。
腹減り君たちが戻って来る頃には作品も乾き、肌寒さが感じられる頃家路に…