アトリエコルト

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親と子のアート「絵本」作りました

2018/11/01

2歳のAちゃんと3ヶ月の弟君。お母さんとおばあちゃんと一緒にやってきました。
緊張気味のAちゃん。
手が汚れるのが嫌い、筆やペン、ローラーを使うも自分からというよりはお母さんやおばあちゃんに促されつつ…
大人は私を気遣ってくださったり、せっかくだからという気持ちもあったり、促し、視点は自分の前の画材ではなく我が子に向かいがち。注目されて中々身動き取れないかもしれない。私は絵の具で描いてその様子を見せたり…
そんな中何となく2枚描いてみたAちゃん。慎重に、でもペンの動きが線となって行くのを観察しつつ…
そんな時Aちゃんが「あっち、あっち」と作品が飾ってある壁や棚を指差しました。
あ母さんは抱っこで一緒に作品を見てみる事に。
Aちゃんの表情が変わり、作品を指差しながらじっくりと見ています。とても興味がある様子。画材を前にしていた時よりも意欲的に感じました。
「今日は作品を見るだけで、画材を持ち帰るのもいいかな」と思っていましたが、その後もう一度画材の前に座ってみます。じばらくしてもう一度「あっち、あっち」と作品を見に行きました。
時間いっぱいずっと見ていても良いし、描きたくなったら戻ってきたらいいし、そう思いつつ「描いて欲しい」お母さんの気持ちもわかるし…
そんな手探りの時間でした。1回目の前回は他の子がいたので刺激を受けたのか絵の具に触ってみたAちゃん、AちゃんのペースでAちゃんの関心のおもむくまま「今こうしたい」という気持ちを表せる様な場を作っていきたいな。その時描かなくても画材や他の人が描いている様子が視界に入っているだけでもきっとたくさん心と頭が動いているのかもしれない。大人もそんな事を感じたり一緒に考えたらできたらいいな。
それにしても、同じく小さな人の作品も、途中で投げ出された作品も、たまたま痕跡として残った作品も、一つ一つ真剣な眼差しでじっくり見るAちゃん。そんな風にじっくりと鑑賞してくれる人もとても嬉しい光景でした。

☆親と子のアート、毎週水曜日10時からです
次回は「切ったり貼ったり」を秋の素材も取り入れてやってみようと思います。場や人に慣れて主体的にやれる様に6回コースにしていますが、体験、ご見学などお気軽にご参加ください。お問い合わせはホームページのお問い合わせ欄かメッセージ。メールなどでいつでもどうぞ〜^_^