アトリエコルト

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不登校父親カフェ開催しました

2022.09.17

二度目となった今回は、テーマを決めて話してみました

不登校と切っても切れない

「オンライン、ゲームとどう付き合う?」

実は主催である私は、ゲーム苦手派

娘もあまりハマらない感じでまるで道の世界…

でも、多くの小学生達はゲーム大好き

一方戸惑いがちな保護者の方々…

我が家には無いお悩みにどんな話ができるのかな?なんて思うこともあり、今日は色々と教えて頂きたいと思っていた私

子どものゲーム、初めは抵抗があったが楽しい時間が笑顔を取り戻し、受け入れていった

子どもと一緒にゲームをやってみたら、子どもが教えてくれ、子どもが自信を取り戻した

家から出られない時、ゲームが救いになった

ゲームの動画編集などは将来の仕事に結びつくケースもありそう

人見知りや緊張感があっても共通のゲームで同世代の子と繋がれた

などなど

年齢や家庭環境、不登校の長さもそれぞれだけど、同じ悩みについてじっくりゆっくり経験を話せた時間でした

ゲームもあらゆるオンラインもすでに避けられない時代。良い悪いで語るより、困ったことが起きてから子どもと一緒に話し考えても大丈夫なんだな

それにしても今時のゲーム、すごいな

と思った時間でした

何より「あるある」を話せると「うちだけじゃ無いんだな」と思いることも保護者のリラックスにつながり、良いなと思いました

次回は12月になります

またお知らせしますので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい

子どもてつがくたいわ

2022.09.10

とある小学校の取り組みに参加させていただき、4年生以上の子どもたちとボランティアの方々と一緒にてつがくたいわしてきました

実は久々の子どもてつがくたいわにワクワクしながら行きました

大人は大人のグループ、子どもはくじ引きでグループ分けして一つ目の対話

次は大人も混ざってくじ引きして大人も子どもも混ざったグループで2回目の対話

1回目の対話はこちらから問いを用意して「かわいいってどういう事?」について

2回目はこちらが用意した3つの問いから選んでもらって対話

緊張してるのか、とっても小さい声の子も多くて、どうしたらほぐれるかな?と思っていたけれど、小さいながらもグッと深まる考えも聞けて、耳をよくよく澄ませました。「ダンゴムシは可愛いけど、わらじ虫は可愛くないのはなんでだろ?」「飼ってる犬はすごく可愛いけれど、すぐ噛むからムカつく時もある」「気持ち悪い見た目のイモムシがいたけど、仕草が可愛かった」自分の思う可愛いと人の思う可愛いが違う。気持ち悪いけど可愛いも、ムカつくけど可愛いも成り立つ。など話しは深まり、やっぱり可愛いは奥深いな

2回目の対話では複数の問いから「割れたコップはコップかな」をチョイス

「見てコップと判断できる破片ならコップじゃない?」「でも水とかを入れる事はできないからコップとは言えない」「割れたコップ片付けてと言うからコップだと思う」「割れても繋ぎ合わせたらコップだ」「複数のの割れたコップで違うカップも作れる」「どの角度まで広がったらコップ?」などなど、発言しない子の顔にも少しずつ「❓」が見えてきて…

やっぱり考えるってシンプルで自由で面白い‼︎

それを話して聞いて違う考えに出会えてまた考えて、すごくすごく楽しくてワクワクするひと時でした。小学生すごいぞ‼︎あー楽しかった‼︎

満足したのが私だけでないと良いのだが…笑

もっと「てつがくたいわしたい」なぁ

 

夢パに行ってきたよ

2022.06.23

川崎市公設民営のプレイパーク

の中にフリースペースえんと言う居場所がある

学校以外の選択肢が公設民営で運営されている

3000坪の敷地、未就園児未就学の子どもたち、小学生たちが気に登ったり水遊びしたり

入口には子どもの川崎市の権利条約

広々とした敷地には木が生え、畑もあり、工具があり、土があり、手作りの遊具や焚き火ができる場所、井戸まである

正直言えば羨ましい‼️

こんな風に遊びと育ちと学びと暮らしが途切れない場をつくりたくて、人がその人らしく自然にいられる場を作りたくて、いろんな人がその時々の気持ちやペースで関われる場が作りたくて、私たちも活動してきたのだ

上手く発信できてないかもそれないけれど、あまりに環境が違いすぎるけど、私たちは「今すぐできる事をしよう」と住宅街の小さなスペースを選んだ。子育てしながら仕事をしながら運営していけるサイズを模索してやってきた。だから“別物”に見えるかもしれない

だけど目指すところは同じ

マニュアル化できない事、成果や評価しずらい事、も同じ

何だか元気が出た。できる事やりたい事たくさんあるのだ

さぁ混み合った住宅街の一角で今日も場を開こう

その人がその人のままで育っていける様に、ほっと安心できるように、のびのびとまたはワクワクも出来る様に

 

子どもにとってのあそびとは、、?

2022.04.12

こんにちは、スタッフの橋本です(いいね)
新年度がはじまりましたね!いかがお過ごしですか?

さて、私たちは「あそび」を大切にしている団体です。
でも、あそびってなんだろう?いつもぺったりと体に張りついている問いです。

最近読んだ本で、「子どもにとっての遊びとは?」について、考えさせられる箇所がありました。

読んだ本は、今年の本屋大賞
「同志少女よ、敵を撃て」という小説です。
内容は空前絶後と言われた独ソ戦が舞台。そこに狙撃兵として参加した少女の話です。

この本のP229 10行目〜
激戦地で両親を亡くした2人の6歳くらいの子どもを目の前にした兵士達の会話です。

「・・・彼らは廃墟で遊んで、兵士にメシをもらい、砲弾の欠片を拾って友達と数を自慢しています。どういうわけか、どんな日常にあっても子どもってのは遊ぶことをやめないんですな。」
「子どもが遊ばなくなったら、きっとそれは子どもとして生きることを諦めたときでしょうね」

子どもにとっての遊びとは、
子どもとして生きること。
とても、印象的でした。あなたはどう感じましたか?今度教えてください(!)

この小説は今のウクライナ情勢への理解を深めるという意味でも、とってもおすすめです。ぜひ機会があれば読んでみてくださいね(emoji)

アトリエコルトのアソビについて

2022.04.03

長期休みは9時から6時半まで開けている。始める前には「狭いところでみんな飽きちゃうかな?」とか思ったこともあったけど、結局「時間が足りる」事はない。「遊び」はそれぞれ緩急つけながらとめどなく続く。

午前中は漫画やスライムなど馴染みのあるものからスタートし、徐々にエンジンが温まるとオリジナリティを増していく

オリジナルってエネルギーいることなんだなと思う。だからダラダラしたりのんびりしたりしながら体を慣らし、安心するとクリエイティブになって行く

いきなり大人仕切りでクリエイテビティを求めるものではないのだと思う。

エネルギーが貯まるまでにかかる時間も方法もそれぞれ異なる。好きな漫画、好きなおもちゃ、知ってる制作、人の膝に乗るなど。それも「あそび」。どちらかといえばブレーキのあそびの意味に近い方の「あそび」なのかもしれない

エネルギーが貯まった後に作ったり描いたり、協働したり、探求したりが始まると勢いづいて、他のことにも興味が湧いたり

で、結果閉店間際が盛り上がる

何時間あってもきっとこうなのだと思う

「遊び」は尽きることがなく、それはきっと酸素の様に不可欠な物なのだと思う。育つことに必要なことを彼らはきっと知っていて、少しのヒントやきっかけがあり、邪魔されず期待されずにいられる場がきっと必要なのだと思う

なのでここはいつもほとんどこちらから働きかけることはない

かわりに一緒にいる大人が「これは面白い」と思う事を忘れずにいる事を大事にしたい。「心地よい」とか「ちょっと好き」とかその時の感じを大事にしたい。難しいけども。「キッカケ」になり、楽しさや面白さを共有出来る為には大人自身も「面白い」とか「心地よい」とか自分の感じた事を大事にしないとね

というわけで春休みは野草の収穫が多めとなっています笑

路地に季節を感じて五感で味わえるこの季節サイコー

本当は料理して一緒に食べられるともっと良いなぁ

春休み始まりました

2022.03.29

桜も咲き土筆も顔を出し、まさに春

花粉症MAXの樽井ですが、長期休みはやっぱり大好き

朝から夕方までたっぷりと時間があって

散歩したり作ったり本読んだりおやつ食べたりゆったり出来る

そんな中昨日は土筆をたくさん取った

新聞広げて袴取り

子どもたちも少し袴取りしてた

土筆食べた事ない人も多いかな?と思って袴とった状態でお迎えの時にお裾分け

ちょっとほろ苦い春の味だね

 

 

美術鑑賞×てつがく対話~『ミケル・バルセロ展』~

2022.03.26

 

東京オペラシティで開催されていた『ミケル・バルセロ展』へ行ってきました。

今回は、子どもと大人入り混じっての「鑑賞型てつがく対話」が目的です。

 

こちらの会場では写真撮影OKの作品も多く、それぞれが印象に残った作品を写真に収めながら近くにいる人と(または自分の中で)小声でヒソヒソと話しながら鑑賞をしました。その後、対話用LINEグループを作成し、それぞれが挙げた写真に対してコメント欄で対話を行うという試みです。

 

会場風景より ≪雉のいるテーブル≫ 1991年

バルセロ展のパンフレットの表紙にもなっているこちらの作品。タイトルは≪雉(きじ)のいるテーブル≫ですが・・・よーく見ると雉意外にもいろんな生き物がいますね。

A:実際に見たら雉どころかたこやエビや魚や、満載で驚いた

B:不気味なのに魚の目がクリリとして面白いと思った。

雉よりエビのが目立つのに≪雉のいるテーブル≫というタイトルなのなんでだろう?

C:このテーブルの上で生きてるのは雉だけだったりして!?

D:ザリガニ、魚、骸骨、ウツボ、魚の骨、タコ、ゴキブリ、クワガタがいた。

ゴリラも!?

 

会場風景より ≪海のスープ≫ 1984年

この作品は、大きな海の絵に赤く塗られた太い棒がぷすりと刺さって海を混ぜ混ぜしています。実物の迫力は想像以上です!

A:描くというだけでなく、刺すというのが面白かった

B:海のスープはしょっぱいブイヤベースみたいな感じかな?

C:棒が後ろの壁に突き抜けてるのか気になった!

D:このスープを飲むのは誰?巨人?宇宙人?神?

E:綺麗な宇宙

F:このスープはギリシャ神話の海の神ポセイドンのかも!?

 

会場風景より ≪家族の肖像≫ 2014年

いびつな形の壺が押し合いへしあいしながらくっつきあっているこちらの作品。正面から見るとこんな感じですが、横から見るとなんと・・・

穴が貫通しています!

A:穴の先に何が見えるのか覗いたら、息子がいた。私と彼はつながっているのか?一体何で?

B:まさか誰かとつないでいるのかも

C:一番好きだった!

D:みんなちょっとずつ潰れてる。こんな風になにか刺さったような繋がり方の家族なんだねと思った

E:僕だったら『見た目にだまされるな』っていうタイトルをつける。

普通のツボだと思うなよ、貫通してるからな!

F:家族って何が貫いているのだろうか。何が貫いていれば家族と言えるのだろうか

 

会場風景より ≪下は熱い≫ 2019年

海の中で魚が飛び跳ねているようなこちらの作品。

A:シャチか?ペンギンか?

B:シンゴジラの予感

C:逃げまどっているのか?

D:うっかりタイトルを見たら≪下が熱い≫って、なにか事件のにおいがする。マグマでだんだん魚がゆだって、海においしい出汁が出ていそうな。

E:公害じゃない?

 

会場風景より ≪パソ・ドブレ≫ 映像作品 2015年

会場にはミケル・バルセロの実際の制作の様子を動画に収めた作品もありました。バルセロの自由で大胆な作品が作られていく様子にこどもも大人も圧倒されていました。

A:怖かった

B:次々に変容していくさまに感情をかき乱された。笑ったり鳥肌が立ったり、気持ちがジェットコースターになった。すげー!

C:これには驚いた。粘土をかぶる、粘土に登る、粘土に入るなんて発想はなかった。粘土はこねたり形を作るものだと思ってた。

D:気持ちよさそうって思った

E:何を思いながら作ってるんだろうと思った。

 

答えがありそうでなさそうで、知っているようで初めてのようで、分かるようでわからないような、そんなミケル・バルセロの作品たち。

全体的にとても印象的だったのは、「わぁ!面白い!!」とか「なにこれ!」とか「あ、これってきっとこういうことだよ!」と全ての作品がどんどんこちらのイマジネーションやインスピレーションを開いてくるということ。

何と言うか、作品が(もしかしたらバルセロ本人が?)とても近く感じるんです。

「ぼくはこれが面白いと思うんだけど、君はどう感じる?」ってニヤリと笑っているような、そんな感じ。

 

展示自体はすでに終了してしまいましたが、対話はまだ続いていくかも。

今度アトリエに行ったら私も粘土に入ってみようかなー。

 

色んなガッコウ

2022.03.22

「屋根の上に吹く風は」と「夢見る小学校」の2本をもうすぐ6年生の娘と一緒に見た

どちらも色々と思う

こんなところで暮らせたらいいなとか

暮らしの中に子どもの成長とかあるのだろうなとか

でも一年生の時点で選べたかな?選ぶのは誰だ?娘?私?お金や暮らしは?

選びきれないたくさんの選択肢だったり、まるで選択肢なんてないかの様な日常だったりの現実を思う

 

4年の3学期からホームスクーラーの娘

3年生くらいからかな「いつか学校作りたい」と言っていた。

どちらが良い?(二本の映画の)

学校どこに作る?

私も入れてくれる?

娘の学校はどんな事できるの?

何をしなくて良いの?

大好きな給食にはこだわりがあり、ブュッフェ形式なのだとか、近所の人も食べられるのだとか、夏休みにも給食はあるのだとか、畑もあるのだとか、畑は誰でも耕したり収穫したり出来るのだとか(本人農作業はまるでしないのに笑)

動物を飼うのだとか

夢は広がり話は尽きず

多くの子が子ども時代を嬉しい気持ちで過ごせるなら社会が変わるのじゃないかと思う

選択肢が増える今地域差も大きくなり、移住する人もいるし、この辺の学校は昔からあまり変わらないままだし、素敵な学校があっても誰もが選べるわけじゃない。自然の中でのびのびと憧れるけれど…

この辺では公園でさえ禁止ばかりでのびのびとは程遠く、「どうせ…」がたくさん聞こえてくる。だけれども子どもたちは逞しく隙間を見つけていく。そんな隙間を見つける逞しさを応援したいな。疲れたら休める様に。比較され常に成長を期待されて疲れてもジココウテイカンがどうであっても生きていかなきゃならないから。私はいまここで出来ることをしていきたいと思う

 

 

「花見はなぜするの?」

2022.03.22

関東地方は桜のつぼみがだいぶん大きくなって、遠くから眺めると枝全体がピンクに染まっているように見え始めました。

気の早い花がポッと開くのももうすぐかな。

 

先日「花見はなぜするの?」というテーマで大人てつがく対話を行いました。

参加したのは大人8人。

 

花見は好き?嫌い?

花見は一人でやる?大勢でやる?

 

という問いかけに、

「好き」が大多数。

「一人でやるのも花見だって思わなかった!」

「大勢でやるのが花見だと思っていたけど、よく考えたら本当は一人でやるほうが好きかも・・・」

「宴会みたいな花見ってそういえばやったことないな」

など、そもそもの「花見」に対する認識や経験が結構違うことに最初っからびっくり!

 

そこからさらに、

 

花見は大勢でやるものだってどうして思うんだろう?

花見っていうとなぜ桜だけなの?

花見に欠かせない要素は?

 

と問いが広がり、

 

「冬を乗り越えた後の待ち望んだ春の象徴として、ただの茶色い木から一気にピンクの花が咲く桜がお祝いのイメージにつながるんじゃないか」

「待ち望んだ春を祝うという行為として、セレモニーや行事のようになって大勢で一緒に食べたり飲んだりするイメージができたんじゃないか」

「でも大勢で花見をした後、やっぱり一人でもう一度花見直し(口直しみたいに)をしたくなるな」

「春の訪れを感じたい、っていうのが一番大きいかな。だとしたら私は桜じゃなくてもつくしでもいいかも」

 

などなど少しずつ「花見そのものを問う」というところから、「花見で私たちは一体なにを感じたい(したい)のか?」に視点がシフトしていきました。

 

今回の対話の中で私が一番面白いと思ったのは、

 

「食べ物は好みが同じ人と感想をシェアしながら一緒に食事したいと思うのに、お花見はどんなに価値観が同じ人とでも一緒は嫌だ。一人でしたい」

 

という意見でした。

 

これは面白い感覚!

 

ということは、「だれかと一緒の方が楽しいもの」と「一人でしか満喫できないもの」があるということでしょうか・・・?

 

うんうん、ある、ある気がします!

 

映画は一人のほうがいい?誰かと観たほうが面白い?

旅行は?

美術鑑賞は?

ドライブは?

釣りは?

 

さて、みなさんはいかがですか?

 

 

 

 

 

 

 

読みたい漫画やおススメの本リクエストしてね

2022.03.15

本棚を整理してみた

本当は借りられます〜

ふふふまだゆとりがある…

漫画とかボードゲームとか買っても収納できる‼︎

小学生のおすすめ漫画、読みたい本あったらリクエストしてね

お答えできるとは限らないけど…

 

ボラ説明会&見学の日のこと

2022.03.13

ボラ説明会の日はリアルで5人(何と愛知から来てくれた方も‼︎)ズームで5人の方が集まってくださった。それだけでもう嬉しくてワクワク

私たちの団体のやってる事は色々あって、放課後の居場所、不登校の居場所、哲学対話、アートの場、出張で幼稚園の課外クラス、イベントで対話やアートをやらせていただいたり、助成フォーラムと共催だったり…てんてこまい

私たちにとっては全てつながっているけれど、分かりづらい。伝えずらい。さらに発信が下手。つながったり巻き込んだらが苦手。その上みんな子育て中。

で、ボラ説明会しよう!という事に

沢山の質問とたくさんの思いが溢れて2時間あっという間にすぎていく

子どもとの関わりについて、大人が自分の心地よさを真剣に考える事の重要性について、子どもの現状について、遊びについて…話題は尽きる事なく、お昼を食べて後半戦へ

子どもたちが午後からやってきて、午前からいる大人たちにちょっと驚く笑

「目的を持たず、期待せず、自分の居心地の良さを考えることを大事にしたい」そんな思いを聞いてくれる大人たちだからか、意外にも緊張しない子どもたち

スライムやら木工やら、外遊びやらそれぞれ楽しむ子どもたちに混ざる大人。かと思うとズームで他の団体のイベントに参加する大人もいたり、雑談が弾んだり…

思いを言葉にしたり、言葉ではない表現をしたり、少しずつ真似したり、1人集中したり、好きに過ごせる事がいいな。

みんなバラバラだけど共にある事

それぞれの感じる面白さや心地よさを大事に

張り切っても張り切らなくてもOKを大人も子どもも共にやっていきたい

中々上手く表現できないささやかな機微を拾い集めていく事が、〈あそびとたいわ〉としてやっていけるといいなと思う

ご参加くださった方々も、気にかけてくださった方々もありがとうございます

いつでもお気軽にお越しください^_^

微分帖

2021.10.18

『微分帖』という遊びがある。

この間、ふと思いついてこども2人、大人2人の4人でやってみた。

そして出来上がったものの一つがこんな感じ。

どんな風に展開していったかというと、

Aさんが、

「その子のなまえは 「ニジオ」といった なぜなら 朝の2時に生まれたから」

と書く。

続いてBさんが、その間にストーリーを付け足して、

「あだ名はレインボー ともだちにはよく 「『ニジオ』って10回いってみ。」 「ではおやつは何時?」 とからかわれる。でも、ぼくはむてきだ。」

と書く。

さらにCさんが付け足して、

「ニジオなんて きいたことないという でもぼくはへいきだ でもね、こうゆうこともあるんだよ」

と書く。

 

最後に全部つなげると、

「その子のなまえは 「ニジオ」といった あだ名は「レインボー」 ともだちにはよく ニジオなんて きいたことないという でもぼくはへいきだ でもね、こうゆうこともあるんだよ 「『ニジオ』って10回いってみ。」「ではおやつは何時?」 とからかわれる。でも、ぼくはむてきだ。 なぜなら 朝の2時に生まれたから」

 

となる。

面白いでしょう~^_^

みなさんもぜひやってみて

止まり木子ども会議

2021.09.24

子どもから「子ども会議」をしたいと要望があり子ども会議を開いた

お茶、ホワイトボードなど用意して

なかなか厳しい会議となった
「頼りすぎない」とか、「自分で片付ける」とか、ルール化したそうな感じ
ルールでやりたくないなぁ
子どもの人数とか初めての子がいるとか、逆に勝手知った子たちで私も本でも読もうかという日もある。大人としてもその時によって状況違うしなぁ
「大人も子どもも助けて欲しいときや、もっと遊びたいときとか、その時の考えや気持ちを出来るだけ伝えてみるって言うのはどう?」
と言ったのだけど、「それもそうだけど…でも頼りすぎるのは良くない」と結構強く思っている感じ
何故どこからその価値観への強い思いが来たのだろうか?
私も大変すぎるとき「ちょっと自分のもの片付けてよ〜」とか言うからか?言わなきゃいいのか?お客さまでいいのか?それもなんか違う気もする。でも声をかけると感受性の強い子だけがいつも反応してしまう。そして楽しめない気持ちになってしまう。どうしたら良いのかな
難しい問題に果敢に挑んだ4人
「でもさ、やっぱり満足いくまで遊べるほうがいいよね」とか、「それじゃあまるで学校じゃん」とか少し姿勢を問う言葉も子どもたちから聞かれる。
真剣で新鮮で希望が持てる会議ではあった
大人の理想のようなものを大人が思う以上に背負ってしまう子どもたちでもあるんだな
自立していきたいという気持ちもあるのかな
大抵の子どもの場ではルールで管理コントロールするやり方が主流でもある。
私から見える子どもたちはわがままでも自分勝手でもないのになぁ
こんな風に自分たちで考えることが、まとまらなくたって、失敗したって、出来るといいのかな
とにかく彼らに拍手を送りたい

そして私は…傍にいる大人としてどうしていこうか

私だって答えを持っているわけじゃなく、手探りしながら迷いながら、失敗しながらなのだ

ファシリテーターとしての力不足は認めざるを得ないのかな。誘導したいとは思わないけど。私に出来ることは渦中で一緒にモヤモヤする事なのかもしれない

おせんべ食べながら「疲れた〜」という11歳

エネルギーの塊だなあ

 

設立総会でした〜

2021.06.20

今日は【一般社団法人おとなとこどものあそびとたいわ】設立総会でした

色んな個性を持った方々が参加してくださり、心強く元気が出る様な時間で、本当にありがたいことだなと思いました。

何かしようと思えば色んな難しい事がある

お金のこと、制度のこと、発信すること、どう受け取ってもらえるのかということ、異なる価値観との出会い、関係性…自分の中にも葛藤が生まれ、問いが生まれ、ゆらゆらと揺れていちいち手探り。

そして手伝ってもらったり、助けてもらったり、教えてもらったりたくさんしている。その余白があるのがこの私たちの一つの特徴で、巡り巡って長所となるといいなと思う。

とにかくあきらめず、無理せず、亀の歩みでも細い糸の様な活動でも辞めないでいける様に。出来るだけ正直に、出来るだけ面白いと思う事をやっていこうと思う。

小さな活動がたくさん増えたら世の中面白くなるんじゃないかな。面白いと思う事をやってみる大人がたくさん増えたら子どもの世界にも違う風が吹くのではないかな。

これからもいちいち立ち止まっては自分の中の葛藤とゆらぎを大事にしようと思います

 

写真の法人名、ちょっぴり間違っていて、そんな感じがちょうど良くて好き

 

カガヤキッズデー

2021.06.13

上尾市公立小学校は11日金曜日は〈カガヤキッズデー〉と言う休日でした

と言っても親は仕事。小さな弟妹達は幼稚園だったりで、連休気分でも無い子も多いのかな

ちょっと不思議な休日

専業主婦前提なのか?

よく覚えていないけれど数年前から出来た休日

多分働き方改革なのかな?

有給取れる様にするほうが良さそうに思うが…

で、アトリエコルトではここ数年は上野に遠足に行っていた。上野はいい。だって雨なら博物館もあるし、お弁当持って常設展で過ごせば安いし、晴れてたら公園で遊んで不忍池の周りで散歩して、大道芸を遠巻きに見て、アメ横散歩して、アメ横でこどもたちがなけなしのお小遣いをいかに使うかを眺めて、ちょっとインターナショナルなおやつ食べたりして、チョコレートの販売見物したりして

子どもも大人もお金を使わず1日楽しめるし、なんといってもこの賑やかな人々と一緒でも白い目で見られない感じがいい!

しかし、

今年はやっぱり遠出はね…

と言うわけで朝からアトリエを普通に開ける日でした。久しぶりの子も来て、いつも通りスライムしたり、ごっこ遊びをしたいのに他の子にやる気になってもらえなかったり、いつまでもボードゲームしたり、おたまじゃくしとったり、ミジンコを顕微鏡で見たり、唐突にお裁縫したり、河原で花冠作ったり、あれやりたい!と言いつつ目の前の事に次々と手が出て何も進まなかったり、喧嘩したり、そんな賑やかで普段通りの1日を過ごす

遠足の代わりに何しよう?スペシャルな何かをしたいかな?なんて考えたけど、本当は特に要らないんだよね。それぞれのその時の過ごし方があれば良いね

でもなぁ

いつになったら遠足できるんだろ?

子どもたちとアメ横ツアーしたいなぁ

県民の日には出来るのかな?

永久に緊急事態宣言だったらどうする?

それって緊急なのか?

永遠と緊急って同居するの?

緊急ってなんだっけ?

なんて思いつつ

関わる人で場ができていく

2021.03.27

アトリエコルトは入会や会員、月謝などのシステムを使っていません。

「来たい時に来てね」というスタンスで来た時だけ利用料をいただいています。その他の費用は無いです

来る時間も年齢もバラバラ来てみないとその日誰が来るか分からないそんなところです

なので初めましてのひとだらけの日もあります。

特に挨拶とか自己紹介とか紹介とか無いので、勝手に各々作ったり漫画読んだりしています。

ほとんど喋らなくても、目に入る他の子と他の子がやってる事が自然と影響して同じ素材を使ったり、いつのまにかちょっと手を貸したり。また、作品の棚に置かれているものから「あ、これやってみたい」ってなったり…

そんな様子を見ていると、いつも来てくれる人、たまに来る人、初めての人、古株の人、その保護者、もしかしたら通りからちらりと覗いてくださる方も、いろんな人がちょっとずつ場の雰囲気や空気を作っているなと感じます。大きく言って仕しまえば、文化というのかな

写真はS君のレインボー

その日1年ぶりくらいに来てくれたHくん。黙々と瓶に絵の具を塗ってライトに照らしたら素敵な作品ができました。その側でずっと他のことをしていたS君がずいぶん経ってから瓶と絵の具を持ってきて作りました。その隣では絵の具で描いたボードを乾かしているK君がいて…3人とも話したり関わったりはほとんどしてないけれど、見て影響しあってるのが印象的でした。

 

大人の真似ってそんなにしないんですよ。子どもは子ども同士響き合うものだなぁと感じます。

大人は自分も楽しみつつ、少し片付けたり頼まれたら手伝ったり、とにかく邪魔しないようにしています。そして自然と影響し合う。面白いなと思います。

春休み、どんな出会いがあるかな?

楽しみ♪

 

チャンバラごっこ

2021.03.04

その辺にあった紙芯でチャンバラ

剣の装飾をしたり、剣を入れる鞘も作ってみたりしながらキャーキャーケタケタと転げ回っていた。

ずっと転がっては笑っていた。

友達と遊んだ後はとても顔色が良く、色々やる気が出て、よく食べ、よく眠れ、とても穏やかで優しい。本来の姿に会える様に思う。

こんな当たり前のことができない日常が一方にあって、体調不良で何かを訴えている人々

私に何ができるだろう。

幸せってなんだろう?

人が育つとはどういうことなんだろう?

学校はそこを共有してくれるのだろうか?

優先順位がおかしくなっていないだろうか?

こんな時間の後なら、なんだって出来そう

あれもこれもやってみたい!できる様になりたい!知りたい!考えたい!思いっきり!もっともっと

子どもたちは本当はいつもそう思っている様に思う

だからそもそも「さぼる」という視点はは無いのでは無いだろうかといつも感じる

だって何時間だって作り続け、眠くても空腹でもやめないほどの情熱を頻繁に見かけるから。

基準に照らして効率よく成果を求め、指示に従いみんなに合わせる。そんななことさえしなければやってみたい事に溢れてるのだと思う。

だって入学前はあんなに「勉強してみたい!」って目を輝かせていたのだから。

私に何ができるのだろう?

成果も評価も無い、要らない時間をニヤニヤしながら見守らながらそんな事を思う。

 

仕事ってなんだろ?

2021.02.27

仕事している人と、仕事してる風を楽しんでる人
「仕事」とか、「一人暮らし」とかに憧れる10歳
こんな風に「小学生」にも憧れていた時代があったよなぁ
それがこんなにも重く逃げたくなるほどにのしかかってくるものとも知らず
あの頃近所の4歳年上の男の子が「学校はそんなに楽しくないんだよ。憧れたらきっと悲しくなるから憧れちゃダメだよ」と切々と諭していたっけ
一方「仕事」は「小学校)ほど楽しいとか楽しくないとか言えないなぁ
そもそも「仕事」とはなんだ?何をもって「仕事」というのか?

アトリエに来てる子に「ねぇたるいさんて仕事してるの?」と聞かれたり…「え?まぁ一応仕事してるつもりなんですが…笑」なんて答えたり
こんな複雑なことこそ子どもと一緒に考えたいな
なんてぼんやりと思う午後

おしこ^ ^とお仕事

夏休みのアートアソビのへや

2020.08.13

今年の夏休みはなぜか女子だらけ

休みなく作り、描き、食べ、ごっこ遊びを展開し、また食べる

歌ったり踊ったり、ちょっとぶつかり合ったり…そして合間にまた食べる

ぼんやりと1人で過ごしたり、ゆっくり休むということはほとんど無く、9時から18時半まで遊び倒す

すごいパワー!なんというエネルギー!そしてなんともゴージャスな机の上!あっという間に消えていくおやつ。とにかくすごい

変にはしゃいだりするわけじゃ無く、「洗濯糊ちょうだい」「重曹とって」「粘土も欲しい」「この道具どこ?」と次々と試し作り、時にとても真剣な顔つきをし、私はひたすら洗い、補充し、掃除する。

このパワーを学校ではいったいどうしているのだろうか?

初めて参加する子がいても、初めて会う子同士でも何となくそのうち混ざっていったり、やっぱり制作に戻ったり、小道具作ったり。誰が仕切るわけでもなく何となくまとまる不思議。

カエルもたくさん捕まえた。

女子はパワフルだなぁ。そしてよく食べるなあ。

短い夏休み、その分1日1日パワフルな人たちに囲まれて良い疲労感を味わいながら過ごしています。

ありがたい事です。あっという間にラスト1日!

さて、17日はまだまだ定員までに余裕があります

なぜなら私が告知を間違えていたから笑

のんびりな日も良いけど、この賑やかさはやっぱり夏休みだからこそ。暑くて熱くて楽しい日々です

久々の公園アート

2020.08.02

予定していたのに雨で流れてしまった7月の公園アートのリベンジ。公園はエネルギッシュな緑。草の香りがしました。適度に風もあって暑すぎず最高の日でした。

今日の「絵の具祭り」には初めましての方も多く、緊張するかな?と思ったけれど、緊張する人はするししない人はしない。まぁ当たり前ですね。ガヤガヤと賑やかで紙の上も絵の具が賑やかで、ハサミにハマる人、色にハマる人、道具にハマる人、虫に塗る人、流れる絵の具を見つめる人、全然寄り付かずに駆け回る人、カラフルで賑やかな画面に湧く大人。

これが室内だったらこうは行かないなぁとやっぱり思います。初めての子、絵の具自体初めての子、今日は絵具の気分じゃない子、そんないろんな思いがぶつかる事なくいられるのは広い空の下だからなのかな。

気に入ったところを切り取って持ち帰ってもらい、残った分は乾かしてカットして素材にしよう

また公園アートしよう

 

やっとやっと夏が来たー‼️

2020.08.01

上尾市内の小学生は金曜日が終了式。

ハイテンションでやってきた人々

あったまたさこっちも湯気が出そうなテンションの高さ。久しぶりの事も、初めましての子も、とにかく訳がわからないテンションの高さ

長ーい梅雨と、ツメツメの宿題やテスト、短い夏休みになんだか私もだいぶやられていたのかな

みんなの嬉しくてたまらない様子、やりたい事を自分で決めてやれるんだという気持ちなのかな?

キューっと詰め込まれていたものがパンっと弾けたね‼︎

もうなんだか一気に元気が湧いてきた!

短くたって夏だ!海にも山にも行けなくたって夏だ!花火がなくても、プールが休みでも、お昼ご飯を一緒に作れなくても夏だ!大丈夫だね!

モクモクの雲を見上げて、青臭い空気を吸い込もう!カエルを捕まえて、水遊びしたり絵の具をしたり、川で小さな冒険しよう!

今こそ出番だ!

普段「‼︎」が苦手な私も今日はたくさんたくさんつけまくっちゃうよ‼︎

4日間しかアトリエの夏休み開室日は無いけど、とにかくみんな夏だよ‼︎

とは言えまだまだ感染症対策は続きますね。

適度に換気と空調を使い、手洗いと消毒もしながら過ごします。

お弁当水筒お願いします。

過密を避ける為この期間提案を設けています。見学やご参加についてはお気軽にお問い合わせください。

 

親と子のアート

2020.07.30

アトリエコルトの親と子のアートは少人数ということもあり、7月からリアルを復帰しています。

主に未就園児とお母さんとのアートの時間。

もう1年以上来てくださっている子たち、1年前と比べると、興味関心の持ち方や、やってみたいという探究心、粘り強く作り続ける集中力、いろんな画材や道具を試す好奇心とそれを表現する力など随分変化が見られます。

初めの頃は描くことに戸惑いがあったのか、絵具よりも水彩ペンなどを選び、そうっと細い線で描いていたAちゃん。たっぷりと絵の具を使い、目に入るものを次々と試し、紙や画材も自分で要求してくれたり、道具を自分で探したり…

1年前は、ちょっと描いてはママに甘え、泣いたり怒ったりもあったKくん。今は強い関心の対象である文字数字を口に出しながら描き、他の紙でその文字の形を切って欲しいと大人に頼み、絵具と指で貼り、じっくりと1時間以上画面に向き合っています。

おんぶの赤ちゃんだったTくんも、自分で筆を持ち、道具を要求し、絵の具を使い、画面の中に何かに似て見えるものを見つけてはそれを言葉で伝えてくれます。背中からじっくり観察していた分、戸惑う事なく筆をとっています。

子どもたちはどんな社会情勢でもたくましく1日1日無駄にすることなく、エネルギーを余すところなく使って育っているなぁと深く実感します。本当子どものすることに無駄なことは無いなと思います。

親とかのアートは難しい事はしません。アートが苦手なお母さんも座っていられない小さな子も、一緒に描いたり作ったりして楽しんでいます。

オムツ替え、授乳、おやつ、お昼寝、グズグズも全部大丈夫です

大人の苦手だって大丈夫

水曜日午前中です。

お問い合わせお申し込みはお気軽にどうぞ〜^ ^

 

いつも想定外の事が盛り上がる

2020.07.28

先日、幼稚園のSくんとお母さんが、ストロー状のブロックのような物を持ってきてくれた。

小学生も一緒に手にとって初めはタケコプターや立方体などを作り、そのうちドレス?ロボ?とにかく身に付けられるものを作り始める…

その後もう1人小学生が参加。

すると投げ合い始める。そのうちルールが整理されていき、何本くらいずつ持つか、当たったらどうなるかなどが自然発生的に決まって、追いかけっこ

やがて繋がる為のパーツは「マキビシ」ストロー状のパーツは「滑らせ棒」となり、床に巻いて走りながら投げ合い、マキビシは踏むと痛くて、滑らせ棒で転び、投げながら走り…賑やかにくるくると回り続ける。いつまでも。

そんな小学生たちを眺めながらこんな風にふわふわと自然発生的にあそびが生まれ、始まりも終わりもなくて遊べる時代は限られているよなぁと思う。

もうすぐ10歳の彼ら、来年は同じ事はしないかもしれない。いや、明日はもうしないかもしれない。

「今じゃなくても」「来年でも」は大人にしか通用しないのだと思う。ヒシヒシとキリキリとそう感じる。子どもにはいつだって「今」が大切。そしてその「今」にはいつもある程度のリスクが含まれている。怪我をして、ケンカして、怒られて、ヒヤリと肝が冷える事をし、時には救急のお世話になる事だってある。

でもそんなリスクを含む日常の中で、何か目に見えない自信や人への信頼などを掴んで大きくなっていくのだと思う。ある日ガラリと顔つきや姿勢や話し方が変わったりする。何が根拠となって何をしたらどう成長するかという話ではなく、蓄積し、変化して、醸成されて糧となるのだと思う。

その時間は明日ではダメで、来年ではダメで、やはり今しかない。

ブロックから派生した賑やかな午後にそんな事を思う。

こんな時だから、自分で考えて、感じて、遊んだり、表現したりできる場を守りたい。

春のアトリエコルト

2020.03.23

日々花が咲き、面白い事があるのに中々投稿出来ず、過ぎていきます。

休校期間は初めて来てくれる人もいて、ちょっとした緊張からだんだん馴染んで、そのうちふふふと笑いながらスキップする様な時間がやってきて。そんな事も繰り返し起こっています。逞しく遊んだり、静かに縫い物したり、外を駆け回ったりもしています。鳥たちにパンをあげたり、花を摘んだり。その合間に絵の具で描き、スライムの質感を試して、金づちや釘で何か作ったり、一日中忙しく遊んでいます。ゆったり遊んで育つ人たちと共に過ごせて私も楽しく1日が過ぎていきます。

散歩に行くと外にも段々と子どもたちの姿が増えてきてなんだかホッとします。

コロナウィルスの影響で思いがけず長い春休み。ひと月が過ぎて、まだ収束とは行かないけれどウィルスの事が分かってきたようてですね。

どの様な状態なら収束と言えるのか、果たして新学期は始まるのか?見通しが立たない日々ですが、だからこそ心が伸びやかでいられる事を願います。

いつもは「学校」というものがあって、学びやスケジュールの形がある子どもたち、この様に長い休みには各家庭の考え方でその生活が大きく違ってきているでしょう。外で人と遊ぶ時間が多い、勉強が多い、ゲームが多いなどなど。日々の過ごし方の違いが期間が長いとどんな風に影響するのかななど考えています。正解は分からないけれど、それぞれのの健やかさが保たれる事を願います。

 

休校期間のアトリエ②

2020.03.14

都内では桜が咲いたとか

暖かい日が続いて花粉症を除けばとてもありがたいこの頃。外遊びも盛んです。

1人で描いたり作ったり本読んだりと仲間と体を動かして遊ぶ事を行ったり来たり。

ここぞとばかりにパワフルに色々展開していきます。

さて、飛び石プロジェクトは、ちょっと前に頂いた建築廃材の木材で解決!飛び石ではなく木の橋になりました。

魚を捕らえるための罠を考えて野菜のネットで作ったり、罠を仕掛けて見に行ったり、木材で橋を作ったり、デッキブラシの柄を見つけ橋を渡るときの杖にしたり、やっぱりじゃぶじゃぶ入ったり、ハトに餌あげたり、お花摘みしたり、鬼ごっこのアレンジバージョン?をしたり、秘密基地に出入りしたり、狭いところでできるなんたらドッヂボールをスピードの出ない毛糸の玉でやったり、工具を使ってボードゲームを作ったり、たっぷりと学校ごっこをしたり、思いが強くてまたぶつかったり、なんとなく仲直りしたり、話し合ってみたり、外から戻ってすぐに絵の具で描いたり、やっぱり再びスライム作ったり、重曹とクエン酸で発泡実験したり、縫い物したり、機織りしたり(これ1日の流れです)…

とにかく一日中頭と体と心をフルに使っています。

おやつもよく食べるはずですね〜

車道で小さい子を見守るとかそういうことも大きな子が気遣ってくれたり、ケンカもできるようにもなったり(意外とケンカって出来ないものなんですね。関係修復への信頼関係が無いと)

長いこと付き合いのある子たちの成長を感じたりもします。大人が教えるとか指導するとかでは無くて、自分で頭と体と心を使うと自然と成長するものなのかなと子どもたちを見ていると感じます。

そして頭と体と心を思いっきり使えるのは、大人が与えた(教育的な、安全な)何かではなく、自分たちで思いついてやってみたことなのかなと思います。

大人はそんなにでしゃばらず、財布を忘れて買い物に行くくらいでちょうどいいのかも(そうです実際にはとや鴨にあげようかとみんなでパンでも買いに行って、レジで財布がないのに気が付いたのは私です)

右往左往していても季節は巡り花が咲くように、パワフルに遊んでいると、思う通りにいかないことも勝手にやってきて、解決したくなったり諦めたり、やっぱり関係をやり直したりを何セットも一日中やっている。全くタフな人たち。

「適度に運動するのを妨げるものでは無い」という表現では多分足りないものが遊びの中にはあるように思います。

どうかもう少し遠くからそっと眺めて一緒に笑ってくださる方が増える事を願います。

春らしい日のアトリエコルト

2020.03.12

休校期間、朝9時から夕方6時半まで開けて一緒に過ごしています。

人数を制限し、アルコールや手洗い、マスク、換気して、昼食をお弁当に変え…感染症対策をしながら

子どもたちは来るなりそれぞれの好奇心に従って、スライムや重曹とクエン酸やパステルや工具や手芸やイラストや漫画やごっこあそびをしています。

時に1人で集中し、時に共同し、時に共感し、時にぶつかりながら

散歩にも行きます。近くの川沿いの公園は菜の花やタンポポが咲いて桜ももう直ぐ咲きそうです。鴨やカメが日向ぼっこして、犬の散歩の人がいて…

川にタンポポを投げて川の蛇行によって流れ方が変わるのを何度も試したり、

そのうち石で渡れるように飛び石を作るプロジェクトが展開されていきました。

川と言っても普段はほとんどの場所が浅くて子どものふくらはぎくらいのところも多く、川幅も狭いので向こう岸に渡るには?と考えるのも自然なながれ。新3年生と新4年生の女の子たちはいつのまにか靴下を脱ぎ、靴のまま川に入り協力して大きめの石を運び、励まし合い、小さな子をおんぶして渡り、(橋、要らなくないか?と思ったけど口には出さず笑)大奮闘。小さな子はみんなの濡れた靴下を持っていた網に入れて歩くなどできる事をして…日向ぼっこしてタンポポ摘んでる子もいるけれど、責めるでもなくできる事をしたい人がするスタイル。

「絶対橋を作ろう!みんなが渡れるように!」と作業が進むにつれて意気投合していく3年生と4年生。でも川にびっしりと石を並べてしまい、積んでも積んでも川は石の上を流れていく…上手くいかない。

「作り上げるまで頑張りたい!」とは言えまだ春の初め、風がでてきて冷えてしまいそうだなと思い、ちょっとしたヒント「水の抜け道を考えてみたら?」と提案し、続きはまた今度。

思った以上に大掛かりなプロジェクトになりました。

たくましいな。頭と体と心をエネルギッシュに使い切り、濡れた靴を履いてちょっと疲れてゆっくり歩く帰路でした。

住宅街の真ん中でも小さな冒険が残ってる。

こんな風に人は育っていくんだなと思う。

子供用の(大人が考えた安全な)遊具ではなくて、自分たちで考える余地のあるものが、あんなに子どもたちを惹きつける。それはきっと必要だからなのだと思わずにはいられないエピソードでした。

さて、帰ってからあゆで足を洗い、靴を洗い、着替えて暖かいココアを飲んだら、また別の遊びが展開。一日中遊べるエネルギー!すごいなぁ。

「飛び石プロジェクト」は当分続きそうです。

乞うご期待^_^

 

虫取り鬼

2020.02.22

#虫取りおに
虫取り網をかぶせられたらムッシーになってしまう(鬼ごっこの鬼)というゲームがいつのまにか自然とはじまった。
子どもたちは狭いところでも、恵まれた環境でなくてもたくましく遊ぶ。
アトリエは車や自転車の通りが多い道に面し、庭もなく、ささやかなガレージとポーチがあるだけ。
走り回れなくても遊びを生み出し、久しぶりの人も、少し不安気味な小さな子もそれぞれの距離感で遊びに入ったり、作ると鬼ごっこを行ったり来たりしたり、おやつ食べたり、何の打ち合わせもなく息が合って遊べるってほんとにすごいなぁ。

誰も外さない、かと言って気合入れて誘わない、自己紹介も名前もなく、まず遊ぶ。

つい、ここが素敵な森ならなぁなんて思うけれど、こんな環境ゆえに知恵を使ってたくましく遊ぶとも言える。

そんな子どもたちを心から尊敬する。

興奮してくるとちょっと危ないので「道路に出たら負け」というルールだけ追加させてもらって後は立ち話しながら道路側に立っていた夕方。

止まり木

2020.02.17

今日はOくんと私だけ。優しい声で忍者の事や恐竜の事をたくさん話してくれる。

お昼ご飯を作ろうと買い物に行った。ひき肉と玉ねぎを買って帰る途中、小雨が降って来た。

「雨がオレンジジュースならいいのになぁ」と言って上を向いて口を開ける

春はオレンジジュース、夏はトマトジュース、秋はサツマイモジュース、冬は豚汁

だって…

戻って炒り卵と挽肉のそぼろを作って一緒に食べた。

食後はコピー用紙に恐竜が隕石の落下で絶滅し、その後化石になり、発見され、博士のところに持っていって、クリーニングされ、同定され、博物館に飾られる全工程を四コママンガ3枚に描き上げて見せてくれた。

そして色水も作る。

なんて素敵な時間。好奇心と探究心に満ちていてたくさん教えてくれるOくんと静かな月曜日。

いつだって学びたい事知りたい事やってみたい事は自分で決める。止まり木はちょっと立ち寄っていただける場として開放しています。特にプログラムはありません。色んな素材や画材があって、ちょっとはお料理なんかも出来て、漫画や本もあります。ぼんやりとゆるりと時々賑やかに過ごしています。

ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

 

親と子のアート

2020.02.02

親と子のアートに来てくれているのは未就園児の親子。2歳、3歳の人たちとお母さん。

ゆっくりとそれぞれのペースで自分を慣らし、ほぐし、だんだんと画材に興味を持っていく人がほとんど。

はじめはお母さんの背中越しに見ていたAちゃんも、すぐに泣いたり怒ったりしていたKくんも、いつのまにか絵具を混ぜたり色水を容器に移したり、絵具に筆をつけると描けることを発見したりしています。もちろん提案したテーマとは違うことに関心が向いているけれど、それでOK。お母さんたちが描く姿を見てだんだんと自分の興味なるものに手を伸ばしていきます。

子どもは学びたい人たちなんだなぁ。すごいなぁと思います。

耳を寄せなければ聞き取れないほどの小さな声で話していたAちゃんと、手が汚れるたびに泣いていたKくんが一緒に絵の具で描きながらブツブツと説明したりする様になっていく。たくましいな。それぞれのペースで世界を知っていく力を持っている小さな人々にいつも人の学ぶ姿を教えてもらっています。

親と子のアートは連続講座にしています。

水曜日の午前中にやっています。授乳、オムツ替え、着替え、おやつなんでも大丈夫です。

場に慣れて、画材に慣れて、お母さんも緊張がほぐれ、やっと興味や関心を他に向けられる様になっていく姿をたくさん見てきました。ゆっくりじっくり子どもたちの変化を一緒に見ながら楽しんで行けたらいいなと思っています。一回で「興味ないみたい」と決めてしまうのがもったいないことだなと思っています。見学、体験、お問い合わせ、お気軽にどうぞ〜

コルトな哲学2回連続講座vol.2 1/2レポート

2020.01.20

日曜日はコルトな哲学2回連続講座の2回目前半でした。

子どもは年長から3年生までの7人

テーマは「ムーミン谷に火星人」を見て問いを出し、体を選ぶところまで

坂戸からナイスなお兄さん、平山さんも来てくれて大人は4人。

「ムーミン谷に火星人」なかなか面白くて、ムーミン自体トロールなのに火星人が来ると所長さんが捕まえなければと職務に忠実だったり、火星人がピカピカしてたり、瓶を被ってたり、不思議なマシンが登場して透明になったり小さくなったりしてしまう。

子どもたちはじーっと見ていた約20分。漫画を手放さない人やポジション争いの小競り合いもしつつ。

問を出そうとしたらゆるっとなってあんまり出ない…心の底で「失敗したかな〜?」という気持ちが起きる。その気持ちを押しやって大人がほとんど出した問いをボードに貼って問いを選ぼうと呼びかけると、子どもから問いが出てきたり…

多数決で問い決めをし始めると子どもたちは打ち合わせしたかのように子どもが出した問いを選びました。

「ムーミン谷は地球なのか?」

火星人関係なかったね〜ムーミンにとって致命的な問いだね〜笑

でも雑談の中で「所長さんはなぜ火星人を捕まえるの?」から「そもそもなぜ法律に縛られているの?」など面白い展開が生まれたり、

一見遊びに気持ちがいってしまって考えてなさそうに見えてそれぞれの中で何か考えてたりするんだなぁ

外からは見えないことばかり。大体大丈夫。一緒にやっていける。

いつもつい湧き上がってくる不安に、いつも丁寧に教えてくれる子どもたちだな。ありがたいな。

ちょいちょいジェンガをしたりお菓子食べたり、平山さんとも遊べてすごく楽しそうに盛り上がっていました。やっぱり母世代以外の人が入ってくれるってガラリと変わる!いろんな人といろんな関わりがあってその中で生きていくという事が当たり前になるといいな。

 

 

親と子のアート

2020.01.18

今年最初の親と子のアートは墨でした。

色紙やマーブリングなどを用意して、スポンジタンポなどなど…

昨年の秋頃から画材に関心が向く様になったKくん、スポンジタンポで色紙に描いて見たり、表面が削れるまで擦って見たり。しっかりと自分で探求していきます。

マーブリングをやってみせるお母さん、出来た紙を再度薄墨にしたしたり、ボトルから容器に墨を移すことにハマったり。形に残る行為ばかりでは無いけれど、興味のある事を意欲的にやってみているKくん。なんだか嬉しい気持ちになります。

Aちゃんはまずはスポンジタンポでちょんちょんと描いて、段々と大胆になり、直接色紙に墨をかけていきます。真っ黒な水たまりが鏡のようになり、手を移して見つめていました。

その後白い紙を底に重ねて上から擦って、前回の版画、覚えていたのかな。

そのうち水溜りにちぎった障子紙を入れるとすうっと墨を吸って白い紙が黒くなっていく事に興味を持ったのか、紙をハサミで小さく切っては隅の水たまりに入れていく活動になっていきました。

弟くんもあちこち見ては手を伸ばし探求していきます。時々私の方を見てやっている事を見せてくれる様な仕草もあって、言葉じゃ無いけれどコミュニケーションが生まれているのを感じました。

形になる事を目指す大人と目の前の行為に夢中になる人たちが一緒にいて、なんとなく影響したり…嬉しくて楽しいひと時でした

約2時間、やり切っておにぎりが美味しいね。

 

アトリエはじめ

2020.01.07

20201回目のアトリエはたくさんの人で賑わいました。

普段なかなか会えない人たちと久しぶりに会えるのは長期休暇の楽しみ。大人と子どもだけどやっぱり私にとっては友達なのです。会えて嬉しい!

はじめての子も一緒に混ざっている時、やはり「とりあえずスライム」が活躍。なんだろうこのスライムの力って…スライムを挟み、素材のやり取りを通して少しずつ知り合っていく人たち。顔を見て名前を言うような自己紹介は無く、自分から名前を伝える人も中にはいたり、出会い方も色々

久しぶりに来てもまっすぐ以前の関心の所に向かいどっしりと座る人、少しずつ変化してる素材棚を確認しながら次々と気になる素材を見つけて忙しい人

初めてや、久しぶりのちょっとした戸惑いに、ハードルを下げる隙間。いやむしろ隙間のためにあるのかもしれない。隙間ってアソビとも言うし

大勢だったのでお昼はカレー。買い物チームと残って遊ぶチームが分かれて残ったチームは冷蔵庫にあった野菜を切ったり、漫画読んだり、スライム作ったり、工具を使って立体作品を作ったり。次々と思い浮かんでは試す人、じーっと漫画を読んで数時間後に動き出す人、表現もホントそれぞれ。当たり前のことだけど、みんなその人のタイミングで動く。

おかわり対決のように食べる人たち、漫画片手に本棚の前で食べる人たち、和やかに会話を楽しむ人たち…

この人たちがみんな学校や幼稚園で集団行動をしているということを時々思い出し、不思議な気持ちになる。さらに大人になり通勤ラッシュで大人しく通勤してるのかと思うとなんともる言えない気持ちになる。そんな事を思うとこの小さなアトリエは異次元のポケットのように感じる。

ご飯を一緒に作って食べると何となく和むのか、午後の制作は活発で独創性があることが多い。

ごっこ遊びが賑やかに展開される傍、ずーっと作る人、ずーと読む人

外に行きたくなった時はある程度一緒に行動が必要になって、人数が多かったので「番号1から言って」と伝えるアソビーさんK「え?そういうのやるんだ」と…でもこれもなかなか進まず笑。「じゃあ1」と複数の人が言ったり…でも「人数多いから誰か置いて来ちゃうと困るじゃん。確認したい」と伝えると納得してなんとか確認。

午後の遊びの中、お迎えの時間がバラバラと始まりバタバタと送り出す。賑やかでそれなりの忙しさがあって、あっという間だけど、だんだん静かになるアトリエで、次いつ会えるかな?と思う。

たくさん作った人は紙袋に作品を入れ、鼻息荒くお母さんに見せる。嬉しい。

別の子は「楽しかった?何したの?」と聞かれて「しー」と指を口に当てる。なんかちょっと分かるような…うまく言えない、共有した時間を言葉で伝えるのが難しいような感じ。言葉にすると違ってしまう様な?もしかしたらそんな感じなのかな。そっとしまっておいて、また会う時ここで開けようね。

あー今年もこんな時間を持てるとは、こんなに嬉しい事はないな。皆さんどうぞよろしくお願いします

今年もお世話になりました

2019.12.30

冬休みのアトリエ、賑わっています。買い物してご飯作って食べて、はじめての人もいて、長期休みの時だけ来てくれる人もいて、いつもいる人もいて、

買い物行く人、行かない人、料理する人しない人、漫画読む人、とりあえずスライム作る人…

それぞれに過ごしています。

ふと思うとなんだかずいぶん余裕。トラブルもなく、みんなしたいことして喧嘩もなく、私も好きなように作ったり漫画読んだりして。

夕方からは七輪でおにぎり焼いておやつにしたり…

夏休みや春休みはもう少し慌ただしかったような。なんだこのゆとり?不思議。子どもたちが成長した?未就学児もいたけど?私たちが慣れた?それもあるだろうけど…?

穏やかな時間、それぞれに過ごす時間、自分の好きなことを見つけて没頭したり、ぼうっとしたりできる。そんなアトリエが大好きです。

こんな日々の中で子どもたちは遊び、ぼんやりし、時に共同し、勝手に学んで成長するのかもしれない。

来年もどうぞよろしくお願いします

親と子のアート

2019.12.05

師走ですね。

親と子のアートはLEDホルダーでした。ガラス瓶に描いて光を楽しもうかなと思って。私はこれが大好きなので毎年やっています。

前回から画材や描くことに興味を持ち始めたkくん2歳、絵の具を瓶に入れたり、筆で塗ってみたり、パステルで色んなものに描いてみたり…前は飽きて泣いたりおやつを求めたりしていたけれど表情が変わってきたな。何がきっかけかな。前回の粘土かな?場所に安心感を持ったのかな?徐々に成長するよりも突然変わることが多いように思います。これからも楽しみだね

1歳のTくんはとうとう絵の具に触りました。パレット代わりの豆腐パックに塗り始め、色も選んでもっと出して欲しいと要求。筆で塗っています。初めてきた時はまだ寝てばかりの赤ちゃんで、おんぶの肩越しに覗いてたのに、とうとうこの日が来たね。嬉しいね!

一年続けてきてくれているAちゃんは前回あたりからずっと作り続け、時間が足りないくらい。瓶に絵の具で描いたり、「透明なものを貼ったりすると光が透けて面白いよ」という私の提案をよそに好きな素材を手に取り、パステルを瓶にかけたり、絵の具をたっぷりと入れたり、粘土で覆ってみたり、洗濯のりにパステルを入れてみたり、じっと座ったまま2時間。お昼をまわり小さな声で「おにぎり食べたいな」と言うものの、「じゃあおしまいにしておにぎり食べる?」と聞くと制作してる手元から目を離すことなく首を横に振って続けます。

ちょうど一年前にも同じ提案をしました。その時はペンで細く線描してすぐにおしまいになった事を思い出します。今の作品はものすごくエネルギーを注ぎごんだ大作に。誇らしげな表情を見るとやはりこれは成長というものなのかなと思います。すごいなぁとひたすら感心してしまう。

五分で作っても、線描だけでももちろんいいし。思い入れがあっても、気軽に遊んでもいい。見てるだけでも、おやつ食べながらでももちろんOK

その時その時のその人のありようをそのままに表現しているような親と子のアートが面白くて大好きです。

水曜日の午前中に開いています。未就学児が対象です。授乳、おやつ、オムツ替え、日程変更などなど小さい人たちの様子に合わせてご参加頂けます。

お問い合わせはお気軽にどうぞ^_^

止まり木の時間

2019.11.12

最近月曜日も賑やかです。

止まり木に立ち寄ってくださる子たちがゆるゆるとやってきて、それぞれに何かやっています。

お母さんたちも子どもたちの側で雑談しています。

娘は「今日休む」と言ったので、「いいね!止まり木にも子どもたち来るしね!」と言ったのですが、「でも体調悪くないから体調不良とは書かないよ」と言ったらすったもんだの末泣きべそで登校してしまい、どうすればよかったのだろうかとモヤモヤする私。

学校が納得してくれそうな理由をでっち上げてスルーする方法も確かにある。でもそれはなんだか「回り回ってみんな辛い」の典型のようでどうしてもイヤだった私。でも悪かったかなぁとも思いつつ。

みんな揺れてる。行く子も行かない子も行けない子も行かざるを得ない子も。そしてその周りの大人も。目指すところは何だろうか?一見意見が違う隣人とも目指すところを話せたら案外近しいところも見つかるのかな?いづれにせよあちこちで丁寧な対話が必要なのだろうと思います。

目指すところはなんだろう?成績?学歴?安心?幸せ?安定?他者から浮かないこと?少しずつ話してみたいな。

さて、そんなこんなで娘が登校している間、賑やかなアトリエ、絵の具を混ぜ、小麦粉を混ぜ、洗濯のりやスライムやドロドロビシャビシャな人。石をひたすら磨く人、ドロドロに手を入れてみる大人。

初めましての人同士、そうっと相手との距離を図り、近づいて、少し共同してみたり、1人集中して混ぜてみたり…

一人一人バラバラで、でも一緒の時間が好きです。安心します。私の目指すところはまずは安心なのかも知れないと思いました。

アトリエコルトの止まり木は月曜日です。

無料です。

会員制、月謝制などは設けていませんのでお気軽にお立ち寄りください。気軽さが止まり木でもあるかな。大人も子どももちょっと止まって羽を休めてね。

 

止まり木の時間

2019.10.22

月曜日の午前中から2時までを止まり木の時間として解放しています。

昨日は家族4人で来てくれました。

素材の棚から色々と探しては目を輝かせて制作している姿に「水を得た魚」とはこの事だなと思います。

自分で考え試して作る事、夢中になる事、その力がある人たちにとって、みんなで同じ事一斉に学ぶ意味って何だろうと思います。

学びたい、知りたい、作ってみたい、いろんな事を試してみたい、自分の力で、自分のペースで、自分のやり方で世界を知っていきたい。そんなエネルギーがどの子にもいろんな形で感じられます。誰にもそのエネルギーを奪う権利はない。そう思います。

一歩一歩良い過ごし方を見つけて行くご家族の姿がとても印象的でした。

全ての子供に多様な学びがあります様に。多様な出会いから豊かな学びがあります様に。

私たちアトリエコルトも微力ながらそんな場を作っていきたいと模索しています。

毎週月曜日10:00〜14:00は止まり木として解放しています。お

昼ご飯やおやつなどはご持参ください。

無料です。前日までにご連絡をお願いします。

親と子のアート 漆喰

2019.10.10

2歳Kくんと3歳Aちゃんと1歳のTくん、大人3人。

漆喰をやってみました

混ぜて混ぜて、ドロドロペタペタ

木の皮や貝殻を埋め込んだり、絵の具やインクを垂らしたみたり。

一人のお母さんは、「この感じ、大きなの作りたくなる」とおっしゃって八つ切りサイズくらいの板に貝殻や木の皮を構成していきます。そしてその画面にインクをかけていくKくん。それぞれの画面より、一緒の制作の方が安心するのかな。

じっくり向き合うAちゃん、親と子のアートに来てくれる様になって1年。初めはほとんど手を出さず、ひょろりとペンで線描してはお母さんの背中越しに見ていたけれど、最近は脇目も振らずに素材と向き合う姿があります。

他の人の作る姿を見たり、持ち帰った小さな線描から、ご家族の中での会話が生まれたり、他の時間に誰かが作った作品に触れたり、そんな時間がAちゃんの「やってみたい」気持ちの背中を押したのかもしれないなと思います。

小さな人たちは、混ぜるだけだったり、ちょっと手を伸ばしてみてすぐに終わったり、大人からすると歯がゆい時間が流れていくことも多いです。でもその歯がゆい時間に、自分で見て、感じて、考えています。きっと必要な、大事な時間なのだと思います。

親と子のアートの時間以外にも、お家や周りの人と、小さな痕跡をきっかけにした会話や時間がある事も大きく影響するかもしれません。飾ってもらう事も肯定になると思います。そんな時間を経て、自分で探求していくエネルギーの様なものを蓄えているのかもしれないと思います。

「その時」はいつやってくるのか。楽しみにそっと私の面白いと思うものを置いて、私が楽しみ、面白がりっていこうと思います。

1歳のTくんも好奇心いっぱいの表情で素材や画材に触れています。楽しみがたくさんです。

 

親と子のアートは水曜日午前中に開いています。

小さい子は特に、場や人に慣れるまで画材や素材に手が出ないことが多いです。連続でご参加頂くことをお勧めしています。ご見学お問い合わせお気軽にどうぞ〜

親と子のアート

2019.09.26

夏休みは午前中からワッサワサなのでお休みしていた親とかのアート、涼しくなって再開しました

テーマは中秋の名月

夏は子どもがグンと伸びるように思います。

Aちゃんは久しぶりのアートを「字書く先生のとこ行こう」(うちの娘も2歳頃、描くこと全般をビービーすると言っていた。多分字と言ってたと思う。描くと書くに線引きがない時代。いいね)と言って楽しみに来てくれました。嬉しいな

Kくんは過去3回とも画材より周りの観察に気が行っていたり、眠ったりしていたけれど、なんだかやる気に満ちてたくさん絵の具を出したり混ぜたり

覚えていたのだと思う。そしてあまり画材に触れない時間にも観察して頭の中でたくさん経験していたのかな。その時がいつ来るかは分からないものですね。

成長や変化はなだらかにも進んでいるのだろうけれど、ある部分は突然やってきてびっくりする事も…

Aちゃんの弟も初めての時はコロリと寝ていたのに歩いていて、視野も広がっている様子。表情も何か面白いものを探して触ってみようとしているような感じに思えました。

名月はさておき、久々の絵の具やパステルと向き合う表情は自分の成長を信じ、今目の前に生まれる画面に没頭し、なんだかどっしりと構えているようでたくましく思えました。時たま顔を上げて目が合うと「ね」と言うようにうなづきます。「そうだね」と思って私もうなづく。なんだか同志のようで嬉しくなります。言葉は本当にいらないなぁ。

大人は邪魔だけしないように、自分も手を動かしつつそっと見ています。

お月様、とてもじゃないけど乾きませんね〜

また次回に乾いた作品を一緒に見ようね

 

夏休みあっという間でした

2019.08.27

アトリエコルトの夏休み、終わってしまいました…今年も無事に過ごせたことにホッとしつつ、寂しさも感じつつ、写真整理などしています。

平日は小学生は帰りが遅かったり宿題や習い事もあり、なかなかゆっくり遊べないなか、「本当にやりたいこと」に行き着かず終わってしまうこともあるなぁと感じています。夏休みは9時から18:30までたっぷりとあって、買い物したりお料理したりカエルとったり、漫画読んだらしながら、むくっと画材や素材を手にしてしばらく没頭したりとそれぞれのペースで過ごせる事が何より嬉しいです。

その人のやりたい事が出来るまで、人によりウォーミングアップやクールダウンなどがあります。

来てすぐは「既に知っていること」をする人が多いです。例えばイラストを描く、スライムを作る、漫画読むなど。そうして場に体と心を慣らしてから「さて何しようかな?」となる様です。大人は「せっかく来たんだから」となりがちで、「何する?絵の具出す?画用紙いる?粘度あるよ」など慌ててしまいがち。でも子どもたちは自分のタイミングをちゃんと感じられる様です。時たま嬉しすぎて散歩の前の子犬みたいにあれこれ出して何も手につかない人や、ひたすら発散したい人もいるけれど、それでも時間が経つとちゃんとしたい事を伝えてくれたり、そっと手を伸ばしてみたりします。「その時」が来るまで周りが出来ることは無いのかなと思います。

そして、自分で見つけるだけでは新しい挑戦がない様に思うけれど、異年齢の関わりや、他の子が置いていった作品などからヒントを見つけていきます。

どの子もそれぞれのペースで自分で成長していきたいと、思っているのが感じられます。

時には縫い物や彫刻刀、お料理などヒヤヒヤする場面もあるけれど、「他の子も本人も大きな怪我がない様にこうしてほしい」と伝えると大体きちんと聞いてくれます。時には込み合っている時など諦めてもらうこともあります。そして人が少なくなってから「やりたかった事」をやってみると、集中して驚くほどやり遂げたりもします。ちょっとやったら満足する人もいます。本当に人の特性はそれぞれだなぁといつも思います。

一見なんの成果も無いような時間ですが、真剣な顔、まっすぐな目が、必要な事をしているのだと教えてくれます。持ち帰る「作品」は無い場合が多いけれど、本当に自分が今必要な事を子どもたちはするのだと信じ、出来るだけ邪魔にならない様に、片付けたり写真を撮ったり、自分も隣で何かやってみたりしています。

自分がやりたい事をする。私たち大人も意外と出来ないものです。子どもたちを見習って自分の心に問いかけてみたいと思います。

たくさんのお心遣い、暖かなご支援ありがとうございました。多くの支えによって成り立っていることは、アトリエの運営だけでなく、子どもたちが社会を信頼する一助になり得るのでは無いかと思っています。「私の子から私たちの子どもたち」へと思ったり考えたり出来るきっかけを作れる場として活動していきたいと思っています。

まだ見ぬモノやコトとたくさん出会える事が本当に嬉しくあっという間の夏休みでした。次は冬休み。その間に色々と整理したいしたいです。

今後ともよろしくお願いします。  

盛りだくさんの夏休み、始まりました

2019.07.22

夏休みの初日は女子が多めの1日でした。
やる気満々で10時頃からほぼずっと作る描く人たち。
黒い画用紙にボンドをひも状にしたり伸ばしたりしながらパステルを削ってかけるのをみんなやっていました。
今日は年の近いこばかりだったので、自然と影響しあいながらも個の表現をしていました。
幼稚園組は何時間もパステルを削っていました。

と思いきや段ボールハウスを作る小学生たち。ガレージいっぱいの大きな基地を作っていました。

お昼を作ってみんなで食べて、食べ終わるとまたすぐに作る。今度はアルミファイルを叩いたり、丸めたり。
一呼吸入れようとNHKフォースクールの「こどもてつがく」をネットで見ようかと声をかけるも、作りながらちょこっと見る人、じっと見る人、

午後からは墨あそび
夏休みの宿題のお習字を早速仕上げる小学生と、朱穆も合わせて自由に描く人

散歩に行ったり、おやつ食べたり、カエルも取ったり、盛りだくさんな1日でした^_^

夏が近づいてきましたね。夏休みも!

2019.06.25

この時期アトリエでは田んぼでカエルをとるのに夢中な人が急増します。作ったりしたいしカエルもとりたいし…忙しい人たち

まだ尻尾が取れたばかりの小さなアマガエルは簡単に子どもたちに捕まってしまう。水槽に通勤ラッシュかと思われるほどに詰め込まれ…

敢え無く絶命してしまう個も…

正直に言えば手で持ち続け、時に水道で洗われたりもします。足を掴まれたりもします。手術されたり散歩させられたり…

過酷な夏がカエル達を待ちかまえています。

「アトリエで飼おう」と言われるけれど、こんなぎゅうぎゅう詰めだし、生きた虫とか毎日とれないし、とキャッチアンドリリースで勘弁してもらっています。

絵の具を混ぜる時、とにかく色んなものを混ぜる時、カエルを手に乗せて感触を味わい、じっと見る時、真剣な眼差しがあります。

命の巡りを体感する事、変化する色や質感を感じる事がとても必要な事なんだなと思います。

世界を自ら知る事、命を知る事をしているのだと感じます。

「可愛そうだよ〜」と思うけれど、やっぱり飲み込んで側で一緒に眺めています。供養塔でも建てなきゃかなと思うくらい、子どもたちに言葉にならない何かを伝えてくれている小さな生き物たち。

もしも自然溢れる中で、思う存分過ごせる環境ならアトリエなんて必要ないのかもしれない。

いつもそんな風に思います。

命の事、変化する色や質感、やってみようと思ったらやってみられる事、そんな事が大人の干渉をなるべく小さくしながら出来る場があればそれで良いのかもしれない。

でもそんな環境がなかなか無い住宅街で、ここを作って続けているのだなぁ。何より楽しいし‼️

自分で感じて考えて自分で育っていけるように。

カエルと共に、夏の子どもたちの傍でまた過ごせる事が嬉しい。湯気が立つほど成長していく季節に。

さて、夏休みも月水金開けます!(お盆休みは14日と16日です)お問い合わせはお問い合わせフォームからどうぞ〜

9時から18:30まで。お買い物してお昼作って、カエルとって、絵の具混ぜて、あらゆるものを混ぜて、喧嘩して、散歩して…

小さい子も少し大きくなった子もごちゃごちゃと過ごそう。

 

 

遠足

2019.06.18

6月14日は上尾市内の小学校がお休みの日でした。

なのでアトリエを締めて遠足に行きました

行き先は上野ということだけ決めて、あとはその場で相談しようというなんともゆる〜い遠足

小学生5人と大人3人。集合もアトリエに送ってもらった子もいれば、現地で会おうねって言う人も…

起きている間はずっとお腹空いてるのか?と思われる小学生男子に押されていきなり早めのランチ

それぞれ持参したおにぎりやらサンドイッチやらお菓子やらを食べていると集まってくる鳩さん達に餌をあげたりしつつのんびりランチを済ませて、さて、この後どうするか?

「動物園に行きたい!」と言っていた子も鳩で満たされたのか、「東京都美術館前の公園で遊び、不忍の公園で遊び、アメ横に探索にも行くコース」に満場一致で決まりました。

小さな子が多い公園で小学生はやっぱり大きくてスピードもあって、子どもが小さい時ちょっぴり怖いと思ったなぁなんて話しつつ、大人はプチミーティング。

その後上野公園を横切って大仏の小山に脇から登ったりしながら「おっさんが回る公園」と私たちが勝手に呼んでいる不忍池脇の公園へ

登ったり回ったりぶら下がったり、ブランコで景色を楽しんだり…

目的が無い日っていいな〜

子どもが小さい時、動物園に行って、アリを見てる我が子に「家のガレージで良かったんじゃ…」とか思ったななんて思い出す。

「どこに行くか」「何をするか」に縛られやすい大人。遠足はどこにいって何を体験させるか?なんてついつい考えてしまう。でもね、こんな遠足もたまにはいいよね。

ゆったりと平和に時が流れていきました。上野ってそんな感じに程よいから好き。何となく行っても何となく過ごせて、ちょうど良い。

さて、腹減りさんたちを連れてアメ横へ

ゲーセンに寄ったり、お菓子屋さんに寄ったり、魚屋さんやアジア食材や小物や、いろんな人が行き交う中であちこち立ち寄ってお小遣いを何に使うか考える人々

最後に残ったお小遣いで買うと決めた知育お菓子?作るお菓子を買って駅に戻ると遠足終了。クレーンゲームで大きなぬいぐるみを取った子は「持ってあげようか?」と言っても「いい。自分で持つ」と言って電車に乗りました。

別れる駅ではいつまでも手を振ったり走って追いかけたり…

また遊ぼうね

爽やかな散歩日和にたくさん歩いて楽しい遠足でした。

 

 

親と子のアート

2019.06.18

水曜日の午前中
仕事や学校に行っている人が多い時間に、ひっそりと親と子のアートをしています。

半年以上来てくれているAちゃん、はじめましての子と一緒にアクリル板に描きました。

お母さんもすっかり慣れて、自分の目の前の画面と対話をしながら色を重ねていきます。

ペンたてに絵の具を塗ったり、絵の具をチョンチョン触ってみたり…

かと思うとピンクの絵の具をドバーッと出し、スポンジを乗せて「みてみて」と声をかけてくれたり。

はじめてのお母さんも子どもの出した絵の具を使いつつ、変化する画面を楽しんでいらして、なんだかとても居心地の良い時間でした。

子どもたちの分厚く重なった絵の具は乾かないので、次回にお渡しする事にして、大人の作品はネジで脚をつけてみました。壁から浮かして飾ってみると光や影、透ける色合いなど、いろんな表情が生まれ、見ていて飽きないバラエティ

さて次は何しようかな〜

7月から新規の方を募集します!
小さな子たちは場や人になれるまで時間がかかる事も多く、6回コースでのご提案をしています。
ご見学、体験、お問い合わせはお気軽にどうぞ〜

cortsan@gmail.com
09099752974

はじめてのてつがくたいわ② レポート

2019.06.04

2回目の「はじめてのてつがくたいわ」をしました。
参加するかも〜という感じで集まってくれた人は11人、参加したのはなんと3人という、なんともアトリエコルトらしいスタートでした笑
参加するかしないか自分で決める事はとても大切なんだろうと思い、アトリエの前まで来て揉めたり悩んだらする姿も、それを見ながら待つ大人もなんだか良いな〜なんて思いながら、カエル取りに行ったり、カード?で盛り上がる人達を横目に遅れ遅れのスタート

さて、今回は「とにかく自分の思いつきや考えを伝えても大丈夫」という事と、「人と一緒に考えたり話したりするのって面白いな」という事などをリラックスして感じてもらうというのが1番の趣旨でした。

最初は寝っ転がってアイスブレイク
発言する時人の視線が集まるのが苦手な私が考えてみました。寝っ転がるとみんなどこ向いてるか分からなくてなんだか楽ちんだし、みんなおんなじ床の上って言うのも一体感があって良いなと思い…
寝っ転がって朝食べたものや好きな季節なんかを言って、終わったら隣の人にタッチして…
ゆるゆると空気が温まるような気がしました。

そこで本題「絵を見て話そう」と言う事でシャガールの「黄色い家と屋根の上のロバ」と言う絵からスタート
タイトルそのまま、屋根の上にロバがいて、その後ろにバイオリンを弾いてる人がいて、家から出てきたと思われる人が玄関にいると言う絵です。どんなシーンかな?カッコ内は学年です
・この人飛んでるのかな?歩いているのかな?(4)
・飛ぶと歩くって何が違うんだろうね?⑵
・この人猫背だね⑷
・画面に入らなかったから猫背になったんじゃない?⑶
・本当はこの絵はもっと大きくて、続きがあるのかもしれないよ。後ろにまだぞろぞろいるのかもしれない。ユニコーンは先頭で⑶
・あーー(みんな)
・なんの曲弾いてるの?⑵
・弾いてない。弾く格好してるだけかも⑷

ブリューゲルは「農民の婚宴」
・ここの足は誰の足?⑵
・確かに足が余分にある気がするね(T)
・余分用の足なんじゃない?事故が起きても大騒ぎにならないように。大丈夫ですよ。余分用の足ありますからって⑶
・じゃあサイズが合わなかったら?⑵
・調整できるようになってるんだよ⑶
・こらなんなの?(壁にかかった棒を指す)⑵
・店かな?⑷
・この人とこの人何話してるのかな?⑵
・この人だけいい椅子に座っているね(O)

絵を見て人と話すとどんどん話せてイメージが膨らんで混ざっていくのが面白く、大人も引き込まれていきました。
あっという間に時間が過ぎ、まだまだ話したいところで終了。

今回はとにかくリラックスして話しました。何かテーマを持って人と話すと、自分だけで考えるのとは違う世界が広がる事が直球で感じられました。「本当は正しい答えがあるのではないか?」「空気読むべき?」と言うのを取っ払って話せる様な土壌を作ってみたいと言う私の野心もありつつ、参加しない事を選ぶ子たちの存在に後押しされつつ、「てつがくたいわ」の場を作っていきたいなと思います。

次回は6月29日です。詳細は追ってイベントページなどでおしらせします!お問い合わせはお問い合わせフォームやメールでお気軽にどうぞ〜^_^

それにしても楽しかった‼️

公園で絵の具

2019.05.07

連休最終日は屋外のアートでした。最初の方も屋外のアートだったけど…

10日余りでまた緑が濃くなって、花の種類が変わっていました。

雨が降ったから期待したけどキノコは見られず…

パッと目を引く赤い芽はどなたかな?  

この公園の雑木林は程よく手入れされていて散歩が気持ち良いです。公園管理の方素晴らしいと遠くから感謝しています。

さて、今回はキャンバスに描こうという事で、シンプルに絵の具と筆やヘラなど…

初めましての子どもたちが6人もきてくれて、久しぶりの人も来てくれて、ちょっと見に寄ってくださった方もいて、嬉しかった

初めての子たち、初めは「赤ください」「青ください」と私を頼ってくれつつのスタート

だんだんエンジンが温まって来ると無言になって自分で絵の具を取り、色を作り、なんども画面を変化させ、描いた図画をまた塗りつぶし、時に手を眺め…静かだけど頭の中は忙しそう。それぞれ真剣で力強い横顔だなと思います。

絵の具と画面と対話する姿に「うちの子があんなに集中しているの初めて見た」とお母さん。

自分で探求していくことは面白くて時間を忘れてしまうようです

緊張した面持ちで父さんに抱っこされつつ様子を見ていた男の子もじきに降りてきてローラーを使いヘラを使い絵の具と向き合い始めました。

勝手知ったるメンバーは次々と道具を使い、色を作りイメージを展開させていました。

1時間以上が経ち、「できた」の声が聞こえ始め、茂みにおいて乾かしました。

初めに緊張気味だった男の子は気がつくとせっせとみんなの筆を洗っていました。

ものとの対話を通した自分の世界の探求なのかな。とても充実した時間だったと思います。

その後それぞれ公園に散っていき、乾いた頃に戻ってきました。

次回は6月9日を予定しています。ホームページ、フェイスブックなどでお知らせします。お気軽にお問い合わせください^_^

 

親と子のアート

2019.04.19

小さな手は水が大好き

キャンバスに何度も何度も水を流し、絵の具が細い線を描いて流れる様を見ては指をさし、私の顔を見る。

うなづく。

これを何度も繰り返し、びしゃびしゃののキャンバスに流れた絵の具の跡が広がって、やんわりとした部分と、8歳のSちゃんが描いたキッパリとした紫と、お母さんが描いた夕暮れのような模様と、私がAちゃんの水たまりに手を果たして飛ばした飛沫が重なる。

さて、ここにもっと加筆してくれる人はいないかな?広げて置いてるのだけど…

来週はこの画面から好きなところをいろいろ切り取って遊ぼう

楽しみ〜

親と子のアート、まだまだご参加いただけます

気になっ方はお気軽にお問い合わせください

こどもかいぎ

2019.04.01

こどもかいぎは子どもが「やりたい」と言ったら日時を決めて場所を子どもに解放するというスタンスです。ファシリテートしなきゃと思ったり、お菓子出したらお菓子の取り合いになってしまったり、口出しすぎたりしたこともあったり、紆余曲折を辿ってきました。そして今のところ完全に子どもだけのかいぎです。

はじめは大人が入らなきゃ成り立たないと思って3人入りました。大人が色々話し合って、お茶とホワイトボードを用意して…つまりお膳立てしました。

そこで上がった議題を実現しなきゃと勝手に思い込んだりもしました。

そして今回「こどもかいぎやりたい」と言われた時、正直もう空中分解するかもしれないと思っていました。それはそれで良いかな、仕方ないかなと。

ところが、今回のかいぎは今までと違った。

正直議題がはじめに無い訳で、議題なく招集している訳なんです。だからすぐに暗礁に乗り上げ沈没すると思っていたのです。集まってみたけれど結局話し合う内容がなく、揉めるか他の遊びになるかかなと思っていたのに、議題のない会議が継続出来ないと考え、継続したいかどうか、継続するならどうするべきか、参加者が少なくては子どもの総意とは言えないのでは無いか、などなど、新三年生と四年生を中心に初参加の新二年生も緊張しつつも(アトリエには慣れているけれど、それでもかいぎが何かイメージできず、いつもと違う友人たちの様子にすごく緊張していました)逃げなかった。

1時間と10分(自ら延長を言ってきた)あちこちに話題が行きつつ、紙に書いたりホワイトボードに書いたりしながら、喧嘩もせずに粘り強く話し合っていたのです。

私は5歳の妹と絵を描いたりして一言も口を出さずにいました。

年齢的なタイミングや、よそでの子ども哲学に参加したりと、「話し合う、考える」機会を多く持ったことも影響したのかもしれない。

それにしてもよく頑張ったな、すごいなと心から驚きと喜びと尊敬を感じました。

終わりを告げられ、結論を発表してくれたので少し意見を言って盛大に喜びと尊敬を伝えました。

でも思っていたほど前向きな結論ではなかったのか、表情は暗く、不機嫌そうでした。

Sちゃんは泣き出しました。暗礁に乗り上げた会議の運営など大人だって逃げ出したいシチュエーションを精一杯頑張って気が抜けて涙になったのかな。

そんなに頑張れるんだ。口出ししなくて本当に良かった(口出しを一言もしなかった私もエライ笑)

これからに期待と言いたいところだけれど、期待せず、ダメだと決めずただ傍にいようと思います。

焦りは禁物笑

何となく距離の取り方も私もわかってきたような気がして、私の子どもとの付き合い方にも大きな学びがあったと思います。本当子どもには教えてもらうことがたくさんだな。成長する力を持っているんだなと思います!

拙い文章で伝わるかわかりませんが大きな声で発信したい!子どもすごい!

インクの滲みで描く親と子

2019.03.22

水曜日は親と子のアートでした。

用事や風邪で久しぶりの人、初めましての人、もうすぐ復職して来られなくなるので絵の具納めの人などなど…

初めて来た時はおんぶだったのに、座ってペンやカップで1人で遊べる様になってきた人も一緒に

春の華やかさにインクが似合うかななんて花など用意してみました?

乳酸菌ドリンクのボトルに小さな穴を開け、ポタポタ垂れる様にして、紙も障子紙など色々

さて、ぽたりぽたりと恐る恐る垂らしたり、ビャーット出して音に耳をすませたり。

水のスプレーボトルにはまったり、ペンで描いたりこどもたちは色々。

だんだんとエンジンがかかって来て、大胆に沢山のインクを出して混ぜて行きます。

「ワカメみたい」「たいようくん」「花火〜」「スイミーみたい」

色々な感想が大人から、子どもから聞こえました。

花を写生するお母さんもいらして、素敵〜と思って瞬間、インクが降ってきました。

乾いたら複雑な色合いにパステルで描いた花が浮かびました。

いつのまにか共同制作。

自分の目の前の紙よりお母さんの前の紙に描くのは、初めてきた人や少し緊張している時によくおこる現象の様です。

やがて自分で紙を求めたり、やっぱりお母さんの紙にも描いたりしながらじっくりと馴染む様、混ざる様を眺めていました。

インク、中々落ちないので大人は手袋をしましたが、こどもたちはインクまみれの手になりました。

「どうやってごはんたべるの?」と

何度か丁寧に洗って、うっすら緑がかった手でおにぎりを食べ、大人もお茶を飲んでおしまい。

沢山の美しい色が出来ました。

またおいで〜

次は何しようかな^_^

親と子のアートは初めての方には6回コースをお勧めしています。初めての環境では中々安心して描くことに気持ちが向かない事が多いからです。振替なども出来ますのでお気軽にお越しください。

お問い合わせお申込みはホームページのフォームか、メール、お電話などでお気軽にどうぞ〜^_^

 

安定のバラバラ感と時々共同

2019.03.12

アトリエにずっときてくれているメンバーばかりだった昨日。安定のバラバラ感。大人も子どもも好きに過ごしました。

そんな中でも来るとまずは馴染み深い素材で知っている事をしてみる。各自重曹とクエン酸と絵の具でウォーミングアップ。

その後おやつを挟むと一気に場が変わって共同が始まる不思議。

7歳、8歳、9歳の3人は何を思ったか撮影大会!

Sちゃんが自宅から衣装を持ってきて、パステルでメイク、照明、バックの壁紙(布)、造花や傘などの小物も用意して本格的。

臆する事なくキメ顔でポーズしていました。

パラソルに入って男性役とポージングしたかったのか、クボちゃんが任命されていた笑

そして撮影時には周囲の喧騒を物ともせアラレちゃんを読みふけるY君が映り込むけど、誰も気にしていない様子

盛り上がったね〜

なんかよくわからないけど盛り上がっていたね。わからない感じがいいね!

そしてテーブルではこれまた喧騒を物ともせずひたすらにパステルを削る5歳のTちゃん。黙々と美しい色彩を生み出していました。

バラバラ、時々気が向けば共同。

こんな感じが安心で心地よいなと思うのでした。

長〜い紙に線を描きました

2019.03.10

  1. ひっざびさの屋外アートでした。

雨の予報で心配したけれどてるてる坊主が役目を果たし笑

久しぶりに参加してくださった方、もう直ぐお引越しされるとの事。絵の具混ぜ職人のS君はすっかり少年になって、几帳面に塗りつぶす様子や棒を持って戦う姿を見せてくれました。

「昨日のテーマは線です」と言っても、誰も反応しないかなと思っていたけれど、真面目な顔で真剣に聞き入れてくれた S君、ありがとう‼️

今日は持っていく色を絞ってみたけれど、みんなそれぞれの色々を描いたり作ったりしていました。

ドタ参加の女の子とお母さんも色んな道具で黙々と描いていました。静かに描きつつ、画面をじっと見つめる目が真剣でした

勝手知ったる常連の方々は、テーマは気にせず、描きたいもの作りたいものをそこにある材料で作っていました。木の皮や割り箸、ひも、テープ…

それにしても「大名行列♡」って初めてみたし、二度見必須だし

「巻物」はどこに埋めたのかな?巻物は埋めるものなの?流行ってるの?^_^

ちょっと大きな子たち、小さな人が来る前にサクッと描き、散っていく。そしてゴミ袋を旗にしたり、背中に貼り付けて走ったり…「飛べるかもしれない」と「飛べるわけ無いよ」が混ざって来る頃かな。

誰もが少しずつ変化していく中、続けてきて良かったなとしみじみ思う。出会いと別れ、久々の顔に。

 

最後に好きなところを切り取って持ち帰ってもらいました。

割と大きな杉の木が何本も生えている公園だけど、やっぱり外は良いな〜

楽しかった^_^

来月は4月10日です。気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい〜

インクの川が流れました

2019.03.07

親と子のアートに来てくれたJくん

いつもは小学生のお姉ちゃんのお迎えに来ているので、「今日はJが?Jが?(自分が出来るの?)」と嬉しそうに聞いていたそう。

そう今日はあなたのための時間です笑

インクと紙でシンプルに色を感じる事をやってみようと、インクや花や紙数種類、洗濯糊などを用意してみました。

インクは小さなペットボトルに入れて、蓋に穴を開けました。

さてどうなるかしら…

秋に来てくれた時にはたっぷりとバンドを出して眺め、山盛りにしていたJくん。

今回も紙の上でペットボトルをギュと絞りビャーっと絞り出し、瞬く間に流れ始めました。

途中耳を傾け、「シャワって音がする」と呟き、さらに力を込めて絞ります。

一つのボトルがカラになると違う色のボトルを絞り…紙はもはや見えません。

インクがじわじわと流れる様を指差しじっくり眺めます。

そのインクの溜まりにお母さんが新たな紙を乗せ、マーブリングの様に剥がしてみると、黒いほどに混色したインクは深い緑色でした。ワカメみたいにツヤツヤしていました。

溜まった上に紙を乗せ、紙がインクを吸う様を眺める事を暫く繰り返し、「キレー、キレー」と言っては感想させるために広げた雑巾の上に運びます。

お母さんが水玉模様に垂らしたポストカードもその深緑の溜まりにおいてみます。

他の汚れが突然気になり、インクはやめてパステルになりました。

「ビュー、ビュー」と言いながら力強く線を引いていました。

深緑のたくさんの紙は乾くとそれぞれ模様が違うとても複雑な表情になりました。

おにぎり食べて、ニコニコで帰って行きました。

ゆっくりたっぷり過ごせる親とかのアートです

基本は6回コースですが、子どもたちが場に馴染み、楽しめる様に考えてのことです。

それぞれのベースでご参加頂いても大丈夫です。

ご見学、お気軽にお問い合わせください〜

「全部持って帰る」と彼女たちは言う

2019.02.27

5歳、6歳、8歳、9歳の人たちで賑わった日、

久しぶりのCちゃんとHくん、はじめてのKくんはスライムや色水を作ったり、釣り竿を作って川へ行ったりとたっぷりと過ごしていました。

川から戻って、そろそろ片付けモードの中、

「この色水どうする?」と何気なく聞くと「全部持って帰る!」とCちゃん。

ペットボトルとジョウゴを求め、自分で全てペットボトルに移しました。3本くらいあったかな

スライムも瓶に入れて、釣竿も持って…

お兄ちゃんのH君、Kくんもせっせと自分の作ったスライムや色水を同じく瓶やボトルや箱に入れます。

HくんとCちゃんの物を一緒の袋に入れたら「自分のは自分だけの袋に入れたい」と袋を求めます。

色水も、スライムも片付けてしまいそうになるけれど、本人にとっては大切な大切なもの。

まるで自分の一部のようででもあるかのような愛着なのかと思います。

そうして瓶に詰め、袋に入れる様子を見守られ、時にはポイッと置きっ放しにしているかもしれないけれど、何かの折に自分の過去の作品を見つめ、触って確かめる様子は時々見られます。

ご家庭では増えていく作品に困る事もあると思います。大きなものや乾燥しづらいものなどもありますし。接着が弱かったり扱いづらいものも多くあります。そんな時は本人と一緒にどうするか考えて、困っている事を話して、写真を撮ったり、何らかのサヨナラの式をしたりしてお別れするのも良いかなと思います。

ともあれ、大量の色水とスライムを持ち帰るという子どもたちをにこやかに受け入れてくださるお母さんたちに気持ちが暖かくなり、同志のような信頼を覚えます。

その子のその時を共に愛おしむ時間がアトリエの外にもあって、家族に見せたりして会話が生まれる様子を想像する事はこの上なくしあわせな気持ちになります。

川へ

2019.02.25

アトリエから歩いて5分くらいのところに小さな川があって、川岸まで降りて行かれるなだらかな岸になっています。深いところには鯉もいて、鴨も泳いでいて、犬の散歩の方などがいて、ちょっとした憩いの場になっています。

先週の事、T、S、Y、A、T Oは連れ立って川へ

川の水がとても少なく、川の中の中州(砂だまり?)が大きく見え渡っていけそうに見える子どもたち。何度も落ちているTくんは流石に慎重に下調べ、渡れそうか検証。

それを横目にYくんが意気揚々と裸足でジャンプ

そしてドボン

そんなYくんを他の子達は笑う事なく勇者のように讃えていました。1人落ちた経験のあるTくんは「俺の気持ちわかってくれたか」としみじみ呟く。

落ちた時は泣きべそになったYくん、讃えられあっという間に得意顔に。

そして今日はもう少し小さい子達がお手製の釣竿を手に川へ。件のYくん、釣れる気満々で魚を入れる箱を持って出かけて行きました。

この前向きさ、すごい!!

子どもたち、アトリエではあんまり人を中傷する姿がない。各自好きなことをしているからかな。好きな事に集中できる時、安心している時、子どもたちは思いやりとか優しさとか愛情とかそういうもともと持っているだろう素質を惜しげなく発揮してくれるように思います。

今日は2年生のSちゃんと3年生のKちゃんは

ウキも付けていました。

Cちゃんは飾りのついた釣竿を作って行きました。

 

 

親と子のアート 軽やかな素材とたっぷりの色

2019.02.15

発泡スチロールに絵の具。

水で溶いた水彩絵の具がペットボトルに入っています。Aちゃんはパレットがわりの容器に移し替えるのに夢中に…

ヒヤヒヤする大人、こぼれたって怪我するわけでもないんだけど、長年培われたクセみたいなものかな^_^

意外と上手に移し替えたり、小さな容器にタプタプに入れてニンマリしたり…

その後タプタプの容器はそのままに筆でちょんちょんと描き、じっくり見つめおしまい。

ドライヤーで乾かす事を提案するとにっこりとドライヤーを握りしめて、タプタプの容器を乾かそうとする。すると風で絵の具が飛び散るのがはっきり見える。わぁと私も感じ、Aちゃんと顔を見合わせてまたニンマリ。

春だなぁ。どんどん覚えて育っていくなぁ

おやつタイムには、ビスケットより先におにぎりを食べるようにお母さんに言われ、静かにおにぎりを押しやり、怒りを表す。

やってみたい気持ちとタプタプの絵の具が溢れたひと時でした。

ゆったりアートアソビのへや

2019.02.06

インフルエンザやら何やら色々流行っているためか、今日のアトリエはお一人様^_^

こんなにのんびりする日も良いね〜

Fちゃんはまず素材棚を点検し、面白いと思う素材を手に取りボトルに入れ、そこに重曹とクエン酸を入れて水溶き絵の具を注ぎます。

モコモコと泡立つボトルに蓋をしたり、開けた時にプシュッという音をなんとも聞いたり、溢れる液体をお皿に受けたり。

次に立体作品を作り始めました。気になる素材になんとなくテープを巻くところから始まり、だんだんと顔や髪の毛をつけ、手になる素材を探し、足もつけ…時に接着に苦労したり、重心をとるのに工夫したりしながら作り上げていきます。

素材があって、作りながら考える様子はお話ししているみたいです。

その後キャンバスに絵の具で描きました。

私も参加し、「沼みたい」「夕焼けにしよう」「雲がでてきた」「竜巻が来た」…次々に道具や色を試しながら眼に映る景色が筆に連動して色んなものに変化していきました。

ゆっくりとした時間。想像し、想像する時間。こんなひと時の経験が、対話や柔軟な視点などにつながっていくような、平穏な心に繋がっていくようなそんなふうに感じます。

 

親と子のアート「透明な素材に描く」

2019.02.01

日の光が明るくなって来ると透明感のある素材が気になり始めます。

今回はアクリル板に描く事を提案してみました。色を重ねたり、削ったり、裏面にも描き、明かりにかざしたり、気に入らなければ雑巾で拭いてしまっても大丈夫。自分の好きな感じになるまでじっくりと向き合えるアクリル板。お母さんの作品も柔らかで所々深まる色合いで美しいなと思いました。

Aちゃんはにこやかに絵の具を出す事を大人に求めつつも垂らす場所を指定したり、色を選んではまたお願いしながら描いていました。ゆっくりとじっくりと観察し、お菓子の包み紙のセロファンやプラスティックのスプーンを貼り付けたり。

そのうち、水を求めたのでボトルに入れて渡しました。するとそれをカップに入れて手を洗います。

長らく手を洗っていました。

絵の具の着いた手を夜お父さんに見せるのが好きだと話していたけれど、その時は水を感じているのか長い間手をつけていました。

今日何したの?って聞かれたらニコニコと「手洗ったの」って答えるのかななんて想像すると、にやけてしまう^_^ 

絵の具になっているセロファンとスプーンが立てかけると落ちてしまう事を伝え、接着するかを尋ねると、場所も指定してくれました。手を洗い、濡れた靴下にドライヤーをかけたりする事と、描く事の間になんの境界線もないかのようなAちゃんの、だけどやっぱりセロファンの場所をしっかりと指定する姿に、しなやかさを感じました。そしてやはり大切な作品だなと思います。

こんな余白もさりげない線もかっこいいな。憧れてしまう。

親と子のアートは毎週水曜日の10:00〜です。

年齢制限は設けていません。6回コースを基本としています。場や人などに慣れてリラックスできる方が画材や素材に関心が向き、やりたい気持ちになる事がほとんどだからです。

見学、単発でのご参加もいつでも可能ですのでお気軽にお問い合わせくださいませ^_^

 

混ぜろよ乙女

2019.01.24

男の子と女の子ってきっぱり別れるわけじゃないけど、なんとなくその好みや行動や何ががやっぱり違う。
昨日は珍しく女子100%
細かくて可愛らしさや華やかさのあるものを作る場面が多かった。うさぎの耳や髪飾りを作ったり、折り紙で蝶々を折って模様を描いたり…

写真は「卵料理」全員分作って一つずつプレゼントしてくれた。

そんな中で、重曹、クエン酸、洗濯のり、絵の具などなどひたすら混ぜては、モコモコと湧き上がる泡に驚き、絵の具を混ぜ、さらに砂利を入れ、蓋を閉めて振ってみたり、グリッターのりも入れてみたり…


その時の表情の真剣さ、喜び、驚きの声、集中していく空気、そういうものにはあまり男女差は感じない気がする。
そしてふと気がついて、また可愛いものや段ボールで立体を作り始め、ひとしきりしてまた混ぜ始める…

混ぜると気持ちがスッキリするのかな?

なんだかふっと集中して立体作品にしっかりどっしり向き合い、「完成!」となっり、また混ぜる。

エンドレスまぜまぜ。
混ぜることは何かの基本なのかな。

何の基本か知らないけれど、思う存分混ぜてください。そしてその勢いで世界を混ぜてしまうのだ〜

 

墨の日

2019.01.17

親と子のアートは墨をテーマにしました。

前6回でアトリエを信頼してくれたのか、このところしっかりと自分の興味を伝えてくれるAちゃん。

水をスプレーした紙に墨を垂らしてワーっと広がる様に目を輝かせ、自分でもどんどんやってみていました。

その後パステルを粉にしてかける、洗剤をかける(洗剤によって墨がパーっと動きます)、スポイトと対話する、などなど時間いっぱい探求する姿がありました。去年の秋にはみられなかった堂々たる表現者としての表情です。

Aちゃんと私とは友達になってきたように(勝手に)感じて嬉しくなります。鑑賞の時間(Aちゃんが作品棚を指差して誘ってくれ、私が抱っこしたりしてじっくり見ます)にも「目」とか「ニャン」とか「これAちゃんが作ったの」(事実とは違うけれど、Aちゃんの中ではその表現がしっくりくる様。愛着のある作品なのかも)などたくさん話してくれる様になりました。

友情に年の差なんて関係ない^_^

午後からは幼稚園の妹さんと1年生のお姉さんがやってきて、やはり墨を提案。

洗濯のりに墨を垂らすとゆっくりと流れる様や、、みて、それをこすると墨と混ざって泡立ち、キラキラすることを発見。スポンジで長ーく線を引っ張れることも発見したりと、「やってみたい!」がたくさんのひと時でした。

どんどんと素材棚から素材を探し「宝探し!」と言って、見つけては土粘土に刺す妹さん、一つ一つじっくり考えながら作るお姉さんでした。

最後は食品トレーに粘土の作品を並べて持ち帰りました。また宝探ししに来てね

一日中墨と戯れ私も楽しい日でした。

 

凸凹凸凹

2019.01.15

今年最初の屋外のアート

とは言え寒すぎるしいつもの公園は霜でベチャベチャなのでアトリエにて…

で、外だとやりづらい事をしようと思い、石膏をテーマにしてみました。

土粘土に様々な素材。この前作ってみた作品を見せて一応説明してみたり…

ま、いつも通り聞いてないけど

潔い

ごちゃごちゃと

石膏の粉に夢中な人、土粘土に夢中な人、全然違う遊びを続ける人と相変わらずそれぞれ。

混ぜて混ぜて石膏混ぜ職人になる人も現れます。凸凹なんて全く気にしない人も…

良い手だな〜

 

そう言えば待つ時間のあるテーマってあんまりないね。待つのもいいな

 

小さいのたくさん

 

2月もアトリエでやります。

何しようかな。屋内だから出来ることしようかな。ちょっと外に行くとかもいいな…

2月3日日曜日13:30〜です。

お気軽にお問い合わせくださいね

 

整理整頓☆

2019.01.09

片付けまくっています。素材の整理や美術展のチラシ、作品の棚…

基本片付け下手なのですぐにごちゃごちゃになってしまう。

でもここのところちょいちょいお片づけ。ボサノバなんかをかけて考えすぎないようにして。

で。見やすく整えました。

ふう〜

会報誌やチラシ類も見やすくなったので、手にとってお茶でも飲みながら読んだら眺めたりしてみてください。一押しのものが揃っています!

本も借りられます。

子どもの付き添いだけじゃなく、大人にもいろんな刺激がある場でありたい。ささやかながらお気に入りポイントです。

美術館とか展覧会なんかのチラシも出かけた時に出来るだけ他社持ってきています。

先日頂いた小学校の机もやっとその存在がいい感じになって来て嬉しい…

冬休みのアートアソビのへや

2018.12.29

破壊したり

買い物行って、ご飯作ったり

とにかく混ぜたり(寒空に大量の雑巾はためきます)

ロケットをものすごく頑張って作ったり

小さくてかわいいものをたくさん作ったり

読書したり笑

墨遊びしたり

見たことない形を作ったり

蓑虫も作ったり

釣り具作って釣りしたり(鍋が釣れて感動笑)

ちょっと年上の子に憧れて真似したり(ナイスガッツ♡)

レントゲン撮ったり(笑顔のレントゲン^_^)

遊びきって、人がいなくなったら急に作りたくなったり

大人も子どももホントに面白くて仕方ない。

そして意外と困ったことが少なかった。(まぁそれが良いかとかは分からないし、そこは考えるキモだと思うけど)

それに素材棚の片付けだって出来たし(棚以外は散らかったままだったりするけど)、お昼もなんとか食べられた。

もうサイコー‼️大変よく出来ました?

皆様のおかげで本当におもしろくて飽きることがありません。それぞれの存在に心からありがとう‼️

写真見てるとなんだかじーんと暖かな気持ちになるのです。

来年もどうぞお好きにしたください笑

ま、ちょいちょい怒ってしまうとは思うけど、お互い様と思って水に流していただけると有り難い。

どうぞよろしくお願いします^_^

あ、年明けは7日の月曜日、9時からやっています。

ご都合でそれより早く来たい人はご連絡ください。

 

親と子のアート第1期最終回…からの

2018.12.21

月に2回、3ヶ月の6回コースを試みて、初めての最終回を迎えました。

親も子も私も少しの緊張からスタートしました。

緊張よりも初めての絵の具に夢中になる人、変なお題(笑)に戸惑う大人、始まってしまえば楽しくてあっという間に過ぎて行きました。

6回の中でAちゃんとKちゃんの間に段々と信頼と友情が生まれ育まれていったように思います。大好きな作品鑑賞に誘い、私にはもうわからなくなってしまった言葉で指差しながら語りかけたり…

慎重に周りを見て、「こうしたい」よりも戸惑いを表しつつも何となく描いた作品がおうちに飾られ、家族との会話もある中で、時間をかけてアトリエへの信用度や画材への安心感、やってみても大丈夫そう、伝えてみようという姿勢に変化して行ったのではないかと思っています。

連続した6回ではなく、2週間に一回のペース。小さい人にはどうなのかな?と思ったけれど、アトリエに来ない間も何かが続いて行った結果の変化だったのかもしれない。お母さんの様子やご家族との会話などがそこにはあるのかな…

最終日、真剣な眼差しで石に描くAちゃん、少し描きつつ、どちらかというと画材やAちゃんが描いた石を並べる事に夢中になったKちゃんの姿に、そんな思いを巡らせました。

そして初めて自分から「出来た!」と言ったときの確かさは大人と子供という関係性を超え、ドシンとした存在感のある、一人の人でした。

でもね。やっぱりエンジンがかかるまでの時間が結構必要。段々片付け始めてお茶など出して、雑談がBGMになる頃、やる気満々になる。

なので、外に出てテーマを感じ、ランチタイムを挟みながら制作の時間も取るというロングバージョンを企画します!

この企画、参加してくださったお母さんたちからやりたいと伝えてくださって実現します!何という幸せ!

企画内容は別途告知します。

楽しみです。

1月9日からは第2期募集中です。

気になる方はお気軽にお問い合わせください〜^_^

砕く!

2018.12.18

アトリエコルトに来ると、家や学校その他では「ダメ」と言われそうな事をします。殆どの人がします。色水をテーブルから流す、寝転んで宿題をする、床に描く、壁に描く…

ダメと言われそうな事をしたいというのも理由の一つだと思います。

でも、やっぱり、見てみたい、やってみたい、知りたい、触りたいなど沢山の「こうしたい」があるように思う。だってやってみないとわからないから。それに結構真剣な顔なんか見せていたりするし。

写真のYくんは出してあったパステルを金槌で砕きました。がさっと入れ物に入れてある使いかけのパステルは表面が汚れて全体的にスモーキーな色合いになっていました。初めはザルで削ってみます。鮮やかな色が粉となっていきます。何色も削っていくとまた深いスモーキーな色合いになっていきました。その粉をしばらく舞い上がらせたり瓶に入れたりし、その後新たなパステルを金槌で砕き始めました。鮮やかな色合いが戻ってきました。何色か砕いてもこなよりも色が鮮明でした。「きれい!」ゴツゴツしていて色鮮やかな景色が現れました。

「全部砕く!」と気合を入れてどんどん砕いていきました。

「もったいない」と言われてしまうかもしれないけれど、100均で買ってきて何度も使った残りのパステルよりも、Yくんが発見した景色や質感や感触の方を大切にしたいと思っています。

ま、お財布具合、それなりの安全、アソビーさんの元気などと相談しつつ、困った時は困ると話しながら、やっぱりあの顔が見たい。

自分で感じて自分で考えて、発見していく事が、生きていく上でのほんの少しのスパイスになるのかもしれないし、ならないかもしれないけれど…

アトリエコルト的文化

2018.12.11

アートアソビのへや、昨日は1年生3人、5歳1人、4歳1人、2年生1人と賑やかでした。

久しぶりのRくん、ちょっと画用紙に肩慣らし。その後は夏にたっぷり楽しんだ重曹とクエン酸と絵の具と水とetcを混ぜ始め…弟のY N君も加わり…

寒いしあんまり水系のものに手を出す人も少なかったこの頃。久しぶりに着替えとたっぷりの雑巾が活躍しました^_^

以前は「家が壊れちゃうからバケツで流すのはやめてほしい」とか「危ないから一旦拭こう」とかあったなあ。私も廃業した豆腐屋さんとかに引っ越したいとなんども思ったものでした笑。

来たばかりのRくんはあまりに夢中でもあり、色んな事が気になっているのかとにかく忙しく、こちらの声はなかなか届かなかった。その様子は楽しんでいるというより何かを取り戻している様に感じた。又はキチンとするべきという場から離れたい。そんな風に私は感じ、「ここで止めたらダメだよな〜」と思いつつ雑巾を大量に洗っていた。彼の言葉は「これも流しちゃえ〜」みたいな事が多くてじっくり見ることも無くひたすら色水を流していた様な印象だった。

昨日は色水をジャバジャバとペットボトルで流しつつも、端っこに流れないように雑巾で堤防を作り、溢れないように雑巾を足しつつ流していた。ボンドや絵の具をその池に足して「深海魚がいる!」「サメみたい」。そして掃除もしてた。ビシャビシャの雑巾を絞ってはその水の色の変化を見て「葡萄色になってきた」とか「オニヤンマが見えた!」とたくさん感じて言葉にして…

その後段ボールハウスを作る人々に加わったり、

なんだか心にゆとりがあるのを感じる。

そして、

たっぷり流したい人は土間の床でやる事、

濡らさずに制作したい人がいるときは場所を工夫するとか、

掃除もセットでやってほしいとか、

棚の下や新聞紙などが置いてある壁際には水が流れないようにする。などなど止めたいわけじゃ無いけど困ることを困りながら話しながらやってきたことを覚えていてくれる。大げさにいえば文化の醸成がなされているような気がする。子どもとアソビーさんたちの気持ちのやり取りの中で。

段ボールハウスも以前にY M君が作った後、いろんな子が来ては増築改築リフォームされていた。

それを2年生の子は「Y M君怒るかな」と言っていた。全ての作品は大切にしたい。作りかけでも本人が忘れていても。という1つの文化がここでも醸成されているように思う。

Y M君は怒る事なく来るなり新たに増築し、内装も始まって小屋はさらに大きく激しくなりました^_^

特に「こうしなさい」と言うことは無い。怒ることはある。「家が壊れる!」とか、「お菓子のゴミポイ捨てやめて!」「作品が壊れてしまう!」「通りの人に水がかかる!」とか「うるさすぎ!」などなど枚挙にいとまがない笑。

困ること、嫌なこと、経費のかかること、危ない事などなど困るたびに困ってる事を隠さずにいる事くらいしか出来ない。

説明も下手だしキャパ小さいし。

でも子どもたちと一緒に場が醸成されていく流れに身を任せても大丈夫なんだな。子どもたちはきちんと向き合ってくれる。その時聞いてない顔していても、それぞれのタイミングで感じたり考えたりしているのだなぁと実感した昨日でした。

「感情的にならず諭す」ほど偉くも賢くもないので、一緒に考えてもらうのがちょうど良いかな。

一緒に作ったり1人で作ったり、ごっこが広がったり、それぞれの過ごし方が心地よい時間でした。

下の写真は本を読んでもらっているところ。「読み聞かせ?」ま、頼まれれば読みますが…読んで欲しかった本は「UMO未確認動物図鑑」でした。

これ、人気なんですよ。アラレちゃんの次くらいに。

あ、アラレちゃんも読まされる事あります。

子どもかいぎ

2018.12.08

今日はこどもかいぎでした。

子どもから「子どもかいぎやりたい」と言われて始まったものの、ついつい口が出てしまい、結果を求めてしまう自分と対面しつつ、3回目を迎えました。

色々迷い悩みつつも「子どもかいぎやりたい」と言われたら場所とお茶を用意する程度というスタンスにしてみた感じ。

3回目の今日は「口出ししないぞ」と思い離れてお茶を飲みつつ見ていました。

結論から言うと、話し合ったのは「番所の順番」のみでした。あお、初参加の子に今までの経緯乎説明する年長者のKさん。その後すぐに散り散りになり、誰もいなくなったのたでした…

不服そうな人、寝そべって漫画読む人、おかし食べる人、外に行く人、かいぎって何なんだろ?と様子を見る人…

ま、アトリエと会議は相性が良くないかもね。

日々顔を合わせるわけでもない人たちが久々に出会い、高すぎるテンションがこんがらがって、カオス的な感じに…察するところ、多分話し合いたい事が無い、でも会議してみたい。そんなところだった様です。ごっこ遊びに近い様な。

まぁやってみたいならやってみてから考えたり考えなかったりすれば良いかな。

その後大人で最近入手した「哲学カード」で遊んでみました。するとまたなんとなく(カードという形に魅力を感じた人も含めて)集まってきたり…

こんな無意味な時間が過ごせる場ってあんまり無いかも。

そもそも答えがなくて良い、揺れ動いて良いというアートをベースとした場であり、会議より哲学対話の方が相性がいいよね。

納得だし面白かったし、良い週末のスタートでした。

 

今年最後の屋外アート…

2018.12.03

寒い日でしたね。

公園は深まる秋に美しく、ふかふかの落ち葉の香りがなんとも落ち着く

テーマは「祈りや願いや希望の形」

相変わらずイベントが苦手です。クリスマスといってしまうとやはり商業的なイメージが強く影響してしまい、ツリーやサンタさんから自由になりづらいように思うので、へそ曲がりみたいだなって思いつつ(ま、それも事実かもですが)「祈りや希望や願いを形にしてみよう」と提案しました。

始まる前に林を散策。木ノ実や枝や葉っぱを拾い集めました。この季節、ズボンにしつこくくっつく木ノ実もあってチクチクします。

導入というか…こんな本を見ながら話したりしてみました。(ま、話はいいからと言われつつ笑)

お守りなどは刺繍や編み、縫い付ける、細かく描きこむなどの繰り返しの動作が多いよね。なんて話しました。

用意してきたのは粘土、アクリル絵の具、毛糸、刺繍糸、鈴、ワイヤーなどなど。

三つ編みしたり、枝に毛糸をまいたり、絵の具を混ぜて「私ほどいい色を作れる人はいない」「世界一素敵な色ができた」などなど集中するポイントも人それぞれ。

2時間くらいじっと作ってすっかり冷え込んでしまいましたが、出来たものはどこか暖かさを感じられる様な、小さい中に大きな広がりを感じる様な作品たちでした。

木の根元に置いたり、木の皮に引っ掛けたり、ベンチに置いたりするとなんだかそれぞれ神様がいる様な、祀られている様な感じがしました。

色んなことが起こる世界で来年も良い年であります様に…

 

 

 

 

親と子のアート

2018.11.28

オムツの頃から時々来てくれるSちゃん

3人兄弟の末っ子の彼女はお母さんと2人でお出かけというだけで嬉しくて、でも久しぶりのアトリエはちょっと恥ずかしい様子。

葉っぱと箱と絵の具とボンドなどなど…朝拾ってきた葉っぱはとても綺麗!

と思う大人とひたすら絵の具を混ぜるSちゃん。

「こんな色になった」「こんな色になった」とカップの中の色の変化に驚きや喜びなどいろんな気持ちを表してくれます。

「紙ちょうだい」とたくさん混ぜた絵の具で何枚も描きました。余白の多い記号のような線描の世界だなぁと思いました。

「箱より違うのがいいな」とNさん。

段ボール板を選び、全体の構成を考えながら絵の具と葉っぱで余白の多い作品を描いていました。

1つ作り上げると(混ぜるのに満足すると)気軽に2つ3つと進むNさんとSちゃん。その気持ちなんかわかる気がする^_^

終わりの頃に描いた作品は乾かすまでそっと机の下に飾りました。

ゆったり時間の親とかのアート、嬉しい時間でした。

6回コースにしていますが、お試し見学も歓迎です!気になる方お問い合わせください。

テーマと違う事も、やらないのもみんな歓迎です

 

小さな人たち

2018.11.22

2歳の人たち3人とお母さん3人。

葉っぱと箱と絵の具や紐やシールやペン。

じゃーんという感じで紙袋から葉っぱをドドーッと出してスタート

しかし、固まり気味の子どもたち^_^

初回は絵の具でビシャビシャたくさんしたKちゃん。お母さんのそばでもじもじしつつ、マーカーやシールで少しずつ…周囲の事をよく見ているなと思います。

色んなことに慎重なAちゃん。今回もお母さんの背中越しにじっとみて、Kちゃんに渡された箱を手に取りました。

初参加だけどアトリエにはお姉ちゃのお迎えがてらちょこちょこ来てるJくんは箱に葉っぱをたくさん詰める。

お母さんたちに「促すよりお母さんたちが楽しんでみて」と何度か声をかけつつ…

ボンドにはまったJくん、箱に1枚柿の葉を乗せ上からたっぷりと注ぎます。流れてくるほど。「乾いたら透明になっちゃうんだよ」とお母さん。御構い無しで注ぎまくるJくん。

事務用品の丸いシールはKちゃんにもAちゃんにもはまったよう。たくさん貼りました。

お母さんたち、それぞれの感性で葉っぱを細かく切ったり、稲穂も足したり、英字新聞の気に入った部分を足して、箱もくっつけて、絵の具も足して…

お母さんたちが乗ってきた頃、土間で作品鑑賞をするAちゃん。今日のお気に入りを見つけました。土間を走り回るJくん。

そのうちベビーカーのタイヤが気になり、しばしAちゃんとJくんはタイヤをロックしたり動かしたりしては笑って私に彼らの言葉で話しかけてくれました。

Kちゃんは制作するお母さんのそばで周囲をよく感じながら少しずつ絵の具やシールやボンドを乗せていきました。お母さんを手伝ったり…

お茶の時間になって楽しそうに打ち解けてくる小さい人たち。やっぱりおやつは最強か笑

朝葉っぱを集めに公園に行った時、本当はこの時間から一緒に出来たら気楽なのになと思いました。2時間はエンジンが温まったら終わり。でも5時間じゃお昼寝やら何やら難しいだろうな〜でもやってみてもいいかな〜などなど思いました。

アトリエに来てもすぐに子どもは取り掛からない人がほとんどです。それは「アートに興味がない」というわけではないと思います。信頼して安心して温まって来たから「あ、あれ面白そう」なんて思うのだと思います。だから親と子のアートは大人の満足感も重視しています。大人が楽しむ姿を見て、お母さんと過ごした時の作品が2つおうちに飾られる事で、アートの時間は続いていると思うから。形のないものを楽しみ、お互いに感じるものがあって、お互いにそれを尊重する時間が、日常に少しでも届いていくと思うから…

6ヶ月のTくん、天井や壁に吊るされた作品を眺め、手を伸ばしています。彼も一緒にできる日がとても楽しみです^_^

 

静と動と行ったり来たりと

2018.11.19

8歳と4人、7歳1人、6歳1人、5歳1人。

8歳と7歳の5人は久しぶりの対面でもあり、大騒ぎ。なんだか体中使って声も大きくはしゃいでる。大声で笑い楽しそう。大人の話し声がかき消されるほど。

そんな中、6歳のTくんは黙々と自分のペースで制作。手始めにグルーガン、温めつつ絵の具で色水入りの瓶を2つ作り、その後は珍しく紙とテープとペンで小さめの作品を作り集中。

大騒ぎの中のYくんは「重曹やりたい」とか「ワイヤー使いたい」などと大騒ぎも楽しいし作りたいしと揺れ動き、時々制作の方にやってきては大騒ぎの中に戻っていく。

そんな中大人達に石膏を提案してみました。

大人達が集中し始めるとやりたくなったYくん。

粘土を渡してやってみます。

新しい素材にも動じる事なく自分の制作を続けるTくん。

大騒ぎの中、静かに漫画を読み耽る人も…

無理に誘う事もなく、やりたくなったら自分で始める。続けたかったら続ける。辞めたかったらやめる。揺れ動く時は揺れ動く。

当たり前のような気もするけれど、実際子どものいる世界には中々無いのかもしれないな。大人もかな。自分がどうしたいのか、

あ、石膏もとても面白かった〜 大人は大人で楽しめた日でした。  

 

 

 

 

アートアソビのへや それぞれの時間

2018.11.09

「テレビで、瓶に入れる水の量を変えると、音が変わるってやってた」と
ペットボトルに色々な高さの水を入れて叩き始めたT君。
ペットボトルだから、本当はそんなに音は変わってない気もするけど、
ふたを叩いては、「ほらね!」と嬉しそう。
そして、ペットボトルのふたに、順番に「ど」「れ」「み」と書き始めた。
『ど』、『れ』、『み』
『そ』
(ふぁ、は?)
『次は「こ」、その次が「な」だな。』
(こ? な?)
『あ〜、7だった、7』
(数字?!)
聞き耳を立てていたアソビーさんたちもついに大爆笑。
最終的に出来た音階は、
「ど・れ・み・そ・こ・な・は・か・7・8」
「ぼくの木琴ができた!」と、満足げなT君。
最後に、どれみを書いた蓋を丁寧に紙で包み、
そこに2本のバチ(木の棒)を
ガムテープでしっかり巻いて棚に置き、
「これで、よし!」と安心して帰っていきました。

(さらに…)

光を作る

2018.11.06

小雨の降る中、子どもと大人とLEDホルダーを作りました。
いつもより1時間遅いスタートで薄暗くなってから点灯。
初参加の方もそれぞれの表現があり、毎年やってるけどやっぱり飽きないな〜
光を入れるとぐっと表情が変わるのが魅力的。
点灯するところまでみんなで見られて良かった。
でも薄暗い中片付けをする事を想定してなくて…
ランタンも持っていけばよかった笑

親と子のアート「絵本」作りました

2018.11.01

2歳のAちゃんと3ヶ月の弟君。お母さんとおばあちゃんと一緒にやってきました。
緊張気味のAちゃん。
手が汚れるのが嫌い、筆やペン、ローラーを使うも自分からというよりはお母さんやおばあちゃんに促されつつ…
大人は私を気遣ってくださったり、せっかくだからという気持ちもあったり、促し、視点は自分の前の画材ではなく我が子に向かいがち。注目されて中々身動き取れないかもしれない。私は絵の具で描いてその様子を見せたり…
そんな中何となく2枚描いてみたAちゃん。慎重に、でもペンの動きが線となって行くのを観察しつつ…
そんな時Aちゃんが「あっち、あっち」と作品が飾ってある壁や棚を指差しました。
あ母さんは抱っこで一緒に作品を見てみる事に。
Aちゃんの表情が変わり、作品を指差しながらじっくりと見ています。とても興味がある様子。画材を前にしていた時よりも意欲的に感じました。
「今日は作品を見るだけで、画材を持ち帰るのもいいかな」と思っていましたが、その後もう一度画材の前に座ってみます。じばらくしてもう一度「あっち、あっち」と作品を見に行きました。
時間いっぱいずっと見ていても良いし、描きたくなったら戻ってきたらいいし、そう思いつつ「描いて欲しい」お母さんの気持ちもわかるし…
そんな手探りの時間でした。1回目の前回は他の子がいたので刺激を受けたのか絵の具に触ってみたAちゃん、AちゃんのペースでAちゃんの関心のおもむくまま「今こうしたい」という気持ちを表せる様な場を作っていきたいな。その時描かなくても画材や他の人が描いている様子が視界に入っているだけでもきっとたくさん心と頭が動いているのかもしれない。大人もそんな事を感じたり一緒に考えたらできたらいいな。
それにしても、同じく小さな人の作品も、途中で投げ出された作品も、たまたま痕跡として残った作品も、一つ一つ真剣な眼差しでじっくり見るAちゃん。そんな風にじっくりと鑑賞してくれる人もとても嬉しい光景でした。

☆親と子のアート、毎週水曜日10時からです
次回は「切ったり貼ったり」を秋の素材も取り入れてやってみようと思います。場や人に慣れて主体的にやれる様に6回コースにしていますが、体験、ご見学などお気軽にご参加ください。お問い合わせはホームページのお問い合わせ欄かメッセージ。メールなどでいつでもどうぞ〜^_^

振替休日でした

2018.10.30

アトリエの学区は音楽会の振替休日でした。
午前中から小学生がやってきました。
とりあえず買い物に一緒に行ってお昼を作って食べようと…
話し合いの末メニューは「カップラーメンとサラダ」というなかなか珍しい組み合わせ。しかもサラダも好みが激しく各自別の野菜を切って盛り付けました。

午後からは持参したゲームをする5年生、習字をしたりインスタレーション的になっていく2年生と3年生。
5年生の彼はゲームを人の中でしたい人。ゲームって1人の世界かと思ってたけど、そうでもないんだね。止めなければそのうち別のことを始める。木片やボンドを手にして何やら作り始めたり、他の子とかくれんぼしたり…

下校後は1年生達もやってきて田んぼでかくれんぼしたり戻ってグルーガンやったり。

剣道教室ごっこに剣を作って参戦したり…

天井に二本の紐を渡しただけで勝手に広がっていくのも面白い。
大人はかくれんぼに混ざったり、インスタレーション的な空間に手を加えたり、ライティングしたり写真撮ったり、「あれ取って」「これ開けて」に答えたり、勝手に飾ったり、
大人も子どももそれぞれ楽しみました。

こうしたい、あーしたいが沢山あってエネルギーが満ち溢れていました。それだけで十分だなと思います。

絵本作りました〜

2018.10.25

今週の親と子のアートでは絵本を作りました。
絵本といってもお話があるかではないのです。
特定の大きさに切った紙に絵の具とローラーやスポンジ、垂らしたりこぼしたりしながら描き、その時のの「あ、なんかいいかも」というものを集めて表紙をつけてとじる。
シンプルな事なんです。
でも綴じるとちょっと嬉しい気持ちになるし、取っておいたり飾ったりできるし、お話がない分その時々でお話をつけて読んでみたりも出来ます。抽象画故にいろんなものに見えて、そんな話をしながら子どもと並んで眺めるのも楽しいです。
子どもがお話をつけて読んでくれる事もあります。

親とかのアートは何かをきちんと作る事を目的とせず、ただ横に並んで色や形や感触を一緒に感じる時間です。
大人も子どもも気軽に参加して頂けます。
3ヶ月の6回コースにしていますが、試しに参加してみたい、ちょっと見学してみたいという方もお気軽にご連絡ください〜^_^

アートアソビのへやのひとコマ

2018.10.23

最近来てくれている一年生のY君。
あれやこれやと考えついては忙しく試しています。
絵の具もやりたい、グルーガンもやる、木工もやる。
4時間はあっという間に過ぎていきました。
ひとつずつ自分で考えてはやってみて、しばし集中しては次へ。そして戻って…
子どもたちと接していると本当に向き合い方がそれぞれだなぁと思います。それぞれのペースややりたい気持ちが1番大事だなと思います。
大人から見ると「片付けてから次を出して」と言いたくなるけれど、そうは言っても…というときだって確かにあるのだけど。でもやっぱり、やってみてまた戻り、考えてはまた新たな素材を試したくなる。
持ち帰れることや完成する事は本人がそう思えばそうなるし、そうならなくてもちゃんと頭はたくさんたくさん動き、心が感じて、しっかり見ています。
その時の目は真剣。その目さえあれば何もいらないのではないかとさえ思えます。アソビーさんはただスペースを空けたり、光を当てて写真を撮ったりしています。


瓶の中にグルーガンを入れて立体的に作り、あとで剥がした作品は光をあてると面白い影と相まっていきているかの様。

「ぼんやり脳」を自他共に認め、誇らしげに宣言するA君はいつも驚くほどに面白い物を何の気なしに作っていきます。

「湖ができた!」とY君。直径にして3センチくらいのそれは、確かにその時湖でした。

「作品」という言葉には賛否両論ある様ですが、少なくともアトリエコルトとここで過ごす人々にとってはある種の聖域の様です。大切に扱われ、壊されたり批判されたりしない聖域。
どんなに暴れん坊も「作品が壊れちゃう」という言葉だけは耳に届くし、棚に飾ればみんな納得したり安心したりしているように思います。
小さな小さな聖域を今日も大事にしていきたいなと思います。

秋の始まりの公園で

2018.10.15

雨降る午前中。心配しつつ準備して公園に向かいました。
着いたら晴れ間が見えてきて。しっとりとした土や木の皮、苔や落ち葉から瑞々しく落ち着くような香りがしました。

林の中は先日の台風の影響か、おおきな木が伐採されていたり、杉の木が倒れていました。
倒れても周りに清々しい香りを漂わせる杉から実や皮をいただきました。

雨上がりの林は本当に気持ちが良かったです。
そんな風に一人で下見していたら、初めましてのお父さんと娘さんがやってきて、他の方々もやって来て、ちょっと散歩して素材集めをしてみました。
ドングリや枝、葉っぱを集めて、死んだ虫や生きてる虫を見つけたり、大きな枝を見つけたり…

はじまると、それぞれの世界に…
虫博士君が二人いて、初対面なのに旧知の仲のようなやりとりをしていたり、拾って来た素材には見向きもせずにひたすら絵の具を塗り重ねたり、数種類の木の皮を吟味して貼り合わせたり、枝に蔦とミズヒキなどでブーケにしたり…
今日のお題の箱を見事に切って虫?のキャラクターかな?を作ったり…
見事に違う、それぞれの世界が生まれていきました。
少し大きな子たちは、初対面の小さい子からいつもちょっと距離を置きたがら様子笑。
そんな小さな緊張も屋外ならなんの問題にもならず、気まずくさえない。場所も居場所も十分にある時間でした。
腹減り君たちが戻って来る頃には作品も乾き、肌寒さが感じられる頃家路に…

第1回こどもかいぎ

2018.10.01

子どもたちのリクエストで開催することとなった「こどもかいぎ」。
第1回は、これから会議をするために共有のルールなどを決めておく、会議のための会議でした。
メンバーは、4歳から8歳の子どもたち6人。

最初に「かいぎってなに?」という意見を共有しあった子どもたち、
第一回の今日はまず、なにかを決める必要のある会議について話してみることに。

大人からの「意見が分かれた時に、どうやって決めることする?」の問いに、
「意見をまとめない。(ほ~!1つの結論を出すという先入観なし。)」
「賛成しあう。(なんとなく他者を尊重してる気がする?)」
「大人が入ると、すぐに決めさせようとするけど、私たちはすぐに決めたくない。ゆっくり決めたい。(効率性の真逆にいる!)」

おやつに手を伸ばしながら、板書を代わりながら、45分くらい色々話した後、
特に結論を出すこともなく、
今後子ども会議で話し合いたいことを出したあと
満足したように一人二人と遊びに抜け出し、会議終了となりました。

想定外をいく子どもたち、さすがです。
子供たちにとって、決めなくちゃいけないことって、実はそう多くないのかもしれない。
子どもたちの世界では、「まとめないまま前に進んでいく」ということは案外普通のことなのかもしれない。
それで誰も困っていないのかもしれない。

「会議は効率的に」とか、「せっかくやるなら時間内に何らかの結論を」とかより、
話し合うこと、決めていくプロセスを楽しみたいという。
普段、話しを全く聞いていないような男子たちが、ホワイトボードに、きちんと項目立てしながら板書をしていく。
大人はいらないかもしれないね。

次のこどもかいぎの議題は、子どもたちのやりたい「バザー」です。
子どもたち、お気軽にご参加ください。

屋外のアート「雷」

2018.09.17

屋外のアート
日曜日は暑くもなく寒くもなく風も無い、年に何回あるかというような絶好の屋外アート日和でした。
お父さんの参加もあり、初めましての方も多く、小さな人たちと「雷」をモチーフに楽しみました。

雷見たことある!とすぐに画材に手を伸ばし、墨の黒さ、金銀の色合い、洗濯糊の感触を味わう人、
静かにお母さんのそばでゆっくり画材に手を触れる人、用意した以外の絵の具を混ぜる人…それぞれの表現でした。
今回大人のも自分のやり方を追求して楽しむ姿勢が見られ、それぞれの画面が全く異なりとても面白い作品が沢山出来ました。

また、一角では別のことをする人たちもいました。
8歳のSさんが「袋タコのワークショップをやりたい」とのことで慌てて紐やら袋やらペンやらを用意して持って行きました。
風のない日だったのであまり飛ばなかったけれど、自分で考えて準備して人に伝えて呼びかけ、一緒にやってくれる人がいるってとても嬉しい事だよね。あまり描いたり作ったりはしないSさんの人とやりとりする表現かなと思います。

さて、小さな人たちは墨や洗剤やのりの感触をいつまでもいつまでも味わい、全身文字通り真っ黒になっていました。
洗濯大変だけれど見守っているお父さんお母さんがたのそばでやって見たいことをやり尽くしていました。
植え込みの上に作品を乗せて乾かしている間にまたひと遊び。秋の公園にはキノコがいっぱいで、キノコを見たりとったり蹴散らしたり写真撮ったりも面白かったね。
次回は10月14日
テーマは未定です。
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書道とイラストとグルーガン

2018.08.23

火曜日は楓舟先生が来てくださり、墨の時間がありました。夏休みの宿題をやる子たち。

書道に対する姿勢は本当に人それぞれ。

お手本があり、提出するという状況にすでに嫌気がさしている人

書道が大好きで楽しみにしていたからこそ、思い通りにならない事に腹をたてる人

自分に厳しく最初の一文字が気に入らなくて何枚も何枚も書き続ける人

何となくみんなやってるし、ちゃらっと仕上げて曲がっていてもなんでもおしまいの人

お手本の上にプラ板を乗せ、その上に半紙を乗せて写し、その行動に後から罪悪感を感じる人。

書道って正解がある様な無いような。正確な字が「良い字」では無いし、下手でもなんだかいいなぁと思える時もあるし…

楓舟先生はそんな面白さをさりげなく伝えようとしてくださり、かすれを塗り潰そうとする人に「書道ではそのかすれも魅力なんだよ」などいろいろと話しかけていました。

自分に厳しくてなかなかやめられなかった人は最後(1時間半書いてました)「疲れた。」と満足したわけではなさそうながらも完成させました。彼女が次に手に取った素材はグルーガン。プラ板の上に垂らしながら半立体の造形が生まれて行きます。

お手本がある世界から戻り思い通りにならない素材とやりとりし、ひとりの世界を作っていました。

そういえば中学年から高学年の女子はこの日の午前中、イラスト対決をしていました。審判を頼まれ、なんともいえない気持ちになりました。なぜイラストだと対決になるのか?例えばグルーガンの半立体や絵の具や重曹などドロドロに混ぜた液体を対決することなんて無いのに。やはり外からの評価が必要なものと、そうで無いものの差が明確に感じられます。

イラスト対決はすぐに終わってその後は会社ごっこをしていました。自分たちで作っていくストーリーにとても盛り上がり、商品を作ったり、役割を考えたりと楽しそうな会社でした。

正解や答え、上手下手などがあるものと無いものの振れ幅の広いものや狭いもの、色々ある1日でした。

どちらも行き来出来るといいなぁなどと思ったのでした。

必要なこと

2018.08.16

子どもたちはずっと作ったり描いたりしていました。未就学女子4人。

互いに影響しあい、時に協同し、時に1人で、9時から5時まで。お昼休みとおやつの時以外ずっと。

混ぜたい、塗りたい、履いてみたい、接着したい、こんな形にしたい、切りたい、ちぎって瓶に詰めたり、感触を確かめたい、移り変わる様を見つめていたい、

発泡スチロール、石、絵の具、テープ、木片、針金、ペッボトル、粘土、特別な素材も変わったモチーフもない。あるのは使って良い多少の素材と時間、基本的にやりたい事をサポートしようとする大人。

それだけでずっと考え、見つめ、描き、作る人々。

アトリエを長期休暇中は9時から18時半まで開くと決めた時、同じ人たちがずっと作り続けるとは思っていませんでした。3時間か4時間で大体の人が帰りたくなるかなと。外に行ったりしたくなるだろうと思っていました。

未就学児たちがまさかこんなに長い時間作り続けるとは…

そしてその光景が珍しいことではないと言うことに驚いています。そのパワー、集中力、発想力。

もしかしたら食事のように必要な事なのかもしれない。

のびのびと忙しい夏休み

2018.08.07

夏休み期間は9時から18:30まで開いています。

ほぼ終日いる人も。

来るとすぐにに素材棚へ行って何か始める。その後一緒に買い物に行ってお昼を作り、食べてまた作り、少し漫画を読んだり虫を捕まえたりしてまた作る。

パステルを削って重曹と混ぜて何色も作って瓶に層を作って行く人、それに触発されパステルを削っている間にやっぱり洗濯のりも混ぜる人、粘土に混ぜる人、

と思ったらお裁縫をしたくなり、そうするとそっちもやって見たくなり、他の子もない始め、集中してイメージしたものを作り続ける人も、さっと次に行く人もいる。

基地を作り(ほぼ毎日誰かしらが基地を作る一角がある)時にお化け屋敷などに発展して行く。

そしてちょっと外に出てセミなど捕まえ図鑑で調べ、触ったりエサ(とその人が思うもの)をあげたり。

公園行く人、残ってグルーガンで制作始める人、公園から戻って既に作りかけている人を見てグルーガンに気持ちが行く人。

お腹すいておやつ食べる人。

合間合間で程よく喧嘩したり、泣いたり抱っこしたり、授乳したりお昼寝したり…

初めて会う人も長い付き合いの人も、赤ちゃんもお姉さんも大人も共に過ごす時間。一つ一つに垣根が無い。

暮らしと遊びとアートに何の垣根もない。

そんな時間の中で互いに影響しあい、でもそれぞれが違う。「今やって見たい」に従いつつ時々協同する。

作品になる人もならない人も結構クリエイティブで集中したり休憩したりを自分で決めている。

こんなに長時間、大丈夫かな。時々映画などに頼るかななんて始める前は思っていたけど、子どもたちしっかり考え自分で選び、人と、素材と出会って行きます。

夏休み、のびのびと賑やかに過ごしています

じゆ〜研究

2018.08.03

夏休みの宿題は日本の夏の風物詩なのでしょうか?ドリル、日記、読書感想文、絵、自由研究、お習字、歯磨きカレンダー、絵日記…

もちろん私は最終日どころか提出日までにまとめてやっていました^_^

個人的にはしっかり遊ぶ、自分で考えて遊ぶことから読書や絵や研究が付いて来ると良いのではないかと思っています。提出するからやるって言う時点で内から来るやってみたい気持ちが曇ってしまいそう。

とは言えやらないと…と言う重い空気もよくよく分かる。と言うわけでアトリエコルトで出来る事を考えて見ました。

お習字、四つ切りの絵、そして自由研究。 この三つはアトリエでやれると面白くなりそう。

と言うわけで夏休みの宿題企画をしました。

その一つ自由研究は「色と動きの実験室」と題して塩水、重曹、洗剤、牛乳、クエン酸、墨汁などを用意し、インクで色をつけ、少し薄めた洗濯糊を基材に落ちるスピードや混ざり方、反応などを観察しようと提案しました。

いつもは縛りのない中でなんでも自由に使い組み合わせ、時にダイナミックになりすぎて掃除が大変なアトリエ。この時は試験管やスポイト、混ざらない様にカップにそれぞれの液体が入ったものを配られるという明らかにいつもと違う環境にしてみました。

結果、はじめはそろりそろりとスポイトで一滴ずつ垂らしてそれぞれの動きに「おお〜!」となっていましたが、少しずつエスカレートして試験管も素材の一つになっていき、ぐちゃぐちゃになっていったのでした^_^

時にルールや制約があるのも面白く楽しめる。そんな事を感じられた時間でした。いつもすごい勢いで探求し素材と向き合い動きや色や感触を味わい、進化させているので、殊更やりなさいなんて言う必要も無い子どもたちでした。宿題(勉強)と遊びの線引きが無ければいつもやる気に満ちているのかもしれない。

そして何よりも混ざったり混ざらなかったり泡立ったりゆっくり溶けあったりする液体の色と動きにまたも目が離せなくなったのは私たち大人も同じでした。

自由研究もう一度やります!ギリギリ宿題をしたい人も、ただ単に面白そうと思った人もぜひどうぞ〜次回は8月22日14:00からです。

写真を撮って記録したい方は親子でご参加ください、

特別な参加費はありません。通常のチケットご購入でご参加いただけます。

お問い合わせはホームページからどうぞ〜

夏休みのアトリエ

2018.07.31

気がつけば7月最終日。

夏は駆け足で過ぎて行きます。

子どもたちは自分の興味に従って、絵の具や重曹、クエン酸、ボンドなどを混ぜては観察し、容器に入れて干してみたり、カエルを取ってみたり、テープで罠を仕掛けてみたり、水を入れたペットボトルを目に当ててのぞいてみたり、色水で実験したり、粘土でまだ見ぬ形を模索したりしています。

長期休暇中は子どもたちと買い物に行ってお昼を作って食べることもしていて、慣れない包丁でキュウリを10分かけて切ったりもします。

暮らしとアートと遊びの間になんの垣根もない時間の中で時々作品が生まれます。

そんな時間の中ではどこにでもアートがあり、感じること、創造的な気持ちに刺激を与えられるきっかけをもっともっと作って行きたい。

子どもたちのじっくり考える目、観察する目、素材と対話している目は時にとても真剣で、とても大切な時間なのだと思います。

たまたま形になったものをそっととっておき飾っておきます。彼らの生き生きと生きた時間の痕跡はなんとも存在感があって魅力的だなと思います。

 

ナツヤスミ夏の墨

2018.07.26

小学生たち夏休みに入りましたね。
夏休みの宿題の一つお習字にチャレンジ。
墨あそびの楓舟さんがお手本を用意して来てくださいました。
お習字が好きな子、やってみたい子、結構いるんです。
いつものアトリエの活動とは一味違うお手本のある世界に挑む子どもたち。それぞれのスタンスがはっきり出て、成長や変化も見られて、苦しさも喜びも見える時間でした。

以前から墨あそびなどで経験していて自由に墨を扱う事に喜びを感じていた7歳の男の子、鉛筆では字を書くことを楽しんでいた彼は筆の扱いに苦労して思い通りにならない事にイライラ。書いては乱暴に丸めて捨てて書き損じの小山が出来ました。でも諦めず長いこと向き合っていました。
その後もイライラして小屋を作って引きこもったり、みんなが出られないようにドアに細工したり、テーブルをアルミホイルで巻いたりもして、怒りやイライラの表現を続けていました。いつも飄々と物事の明るい面にフォーカスしている彼の思い入れの強さと反動はすごいエネルギーでした。

何度か筆を持ったことのある6歳の女の子は大きな条幅にも挑戦。小さな体で大きく書いた「まつり」の文字。かすれが気になって後から塗ろうとしたけれど、楓舟さんの「書道はそのかすれが素敵なんだよ〜」と言われてじっと見つめて、満足げに包みました。

楓舟さんの息子さんはアシスタント。大きな条幅に挑む女の子に「この辺まで伸ばして」とか「次はこの辺から」と一生懸命に伴走していました。練習用のお手本も書いて来てくれて、なんだかかっこよく輝いていました。

いつもアトリエに来てくれている6歳の男の子はいつもと違うアトリエに少し躊躇したのか、ちょっと離れて他のことをしながらチラチラ見ていました。

それぞれの表現がエネルギーに満ちてたくましく眩しく見えました。

楓舟さんありがとうございます。
8月も墨やりますよ〜

21日火曜日13:30〜です。

宿題終わってない人ぜひどうぞ

特別の参加費は必要ありません。通常の料金で手ぶらでご参加いただけます。

料金などはホームページの料金表でご確認下さい。

Tシャツに描いて着る

2018.07.24

酷暑が続く中、久しぶりの公園でのアートアートアソビーでした。風通しの良い公園、芝生の上の木陰は気持ちよく、アート日和でした。

それぞれのTシャツが風に揺れる中、ちゃっちゃと遊びに行ったメンバーがモグラを捕まえて戻ってきて、なんだか初めましての子もベビーカーでお昼寝してた子も一斉にワラワラと走っていきました。
やっぱり屋外アートはのびのびするし、人との出会い方もなんだか自然になるように思います。
次回は9月です!

コナコナ

2018.07.10

クレヨンやクレパスは大抵ザルで削られ粉になります。大人の想定外ですがアトリエではすっかり見慣れた光景になりました。粉にして何かに混ぜます。水、粘土、ノリ、クエン酸と重曹の発泡などに混ぜます。減るのは早いし作品に残らないことがほとんどです。でも熱心に削ります。

動画の彼はよく削っています。今回は珍しく混ぜずにスポイトや息で空気を吹きかけその動きを見ています。一瞬の出来事。そしてまた削ります。とても熱心に。

子どもたちは世界を感じたいのかなと思います。その時大人が想定した使用方法は範囲が狭すぎるのかもしれません。

好奇心、探究心に「すごいなあ、いいね!がんばれ〜」と思いつつ「みんな吸い込んじゃうと良くないから床でやって!」という言葉が出ていました。

どちらも本当の事。でもなんだかちょっとごめんねという気持ちもありつつ動画をアップしてみます。

野菜あり〼

2018.07.06

 

アトリエコルトを共に作ってくださる方の畑から野菜が届きました。

お父様が畑をされているけれど、お一人暮らしの中、余らせて捨ててしまう事もあるそう。

7歳のN君が、「コルトで売ろう」と言ってくれました。

大きな大根や長ネギ、じゃがいも、紫蘇などを持ってきて、一緒に値段を考えて、袋に入れて…

描いたり作ったりは「俺やらない」という彼。

私が困る事を探してやってはお母さんにも私にも怒られたり…

いつもカッコよくありたい。俺を見てほしい。誘われるととりあえず否定笑。長子って妹や弟たちのように気楽になれない。私もそんな子どもだったから何となくわかるような気がする…

そんな彼からの提案でした。

アイディアを考えたのは彼なのに、なかなか伝えられず、話題を振っても「え?別に」とつれない返事笑。お母さんが伝えてくれてやっと実現しました。

なんだか忙しそうに野菜を袋詰めしたりしていました。

他の人たちが帰り、誰もいなくなったアトリエでやっとめぼしい物を物色し、小さな作品を作って持って帰りました。

「売れたらお母さんにラインするね!」

「うん!」

今の彼の表現は怒られる事。なんでかな?どうしてだろう?一生懸命生きてるよね。私も少しドキドキしながらそばにいます。

嬉しい一コマ

お近くの方、野菜を覗いてみてください〜^ ^

蝶々が飛びました

2018.06.29

晴れ渡った空に田んぼの稲が青々とそよぎ、6月だという事をつい忘れてしまう様な色彩。そんなアトリエの窓に蝶々が飛びました。触覚はさくらんぼの枝です。

(さらに…)

ご飯の会

2018.06.22

ご飯の会でした。

日頃のアートアソビのへやの事を話したりしながらご飯を作ってみんなで食べようという趣旨です。

早く来た子どもたちはいつも通り絵の具を出したり宿題したり、食材の買い出しに行ったり。

わらわらと子どもたちと野菜を切ってカレーを作る。至って普通のカレー。

でも一緒に作ると何だか特別。

6時頃に食べ始め、食べるとすぐに外へ行く子、画材を物色する子、おやつを探す子、様々。

賑やかな日でした。

本当は大人同士久しぶりだったり、初めましてだだったり、ゆっくり話したいけれど、いつも通りバタバタ。

でも今日は少し話せました。

アトリエの今と未来を、それぞれのしたい事を、困っている事を…もっともっとたくさん話したい。

でも眠くなって来た子から帰って行き、最後はまだまだパワーが余っている子達が半ば無理やり帰った行きました。

ご飯、足りなかったな。今日はみんなよく食べたね〜

今度ゆっくり話す時間、作りたいな〜

忙しい人たち

2018.06.22

なぜ君はそんなに急いでいるのかい?

アトリエに来ると何だか次から次へとあれもこれもやりたくて忙しい人たち。

時間を惜しむかのように、どんどんあれもこれもやりたくて使いたくて混ぜたくて、どうなるのか知りたくて感じたくて仕方がないような。

もう自分の体が追いつかないほどに頭がフル回転している人たちに出会います。

こちらも忙しくなる。

そして特に何も残らないことが多い。ま、それはいい。ちょっと写真で残しておくかな。くらいに思ってるし。

そんなに遊び急がなくても…と思うけれどね〜

何か飢えているのか?珍しいのか?でもきっと必要なんだろうね。

何度かくるうちに落ち着いてじっくり取り組めるようになるようです。完成を見極め、次の遊びに行く人は誇らしく、逞しく、少し憧れます。

そう。毎日空いてるし、慌てなくて大丈夫よ。

はじめは何かテーマを用意しようと思っていたのだけど、いらないらしい。いま私の仕事は主に掃除と素材の整理、子どもたちの興味ありそうなものを揃えて発注したり、写真撮ったり。だいたいそんなところ。

あとはきくこと。

楽しむこと。

そんな毎日がとても嬉しい。今日も楽しい日だったなと思える。残された痕跡を見て1人ニヤけつつ電気を消す日々。

今の悩みはこの梅雨時に毎日大量の雑巾を洗濯してなんだかいつも避けっぽいことくらいです^ ^

アソビーさん募集してます〜

こんな時間を一緒に楽しんでみませんか?

 

色と動きの実験室②

2018.06.14

今日は大人のアートの日でした。「色と動きの実験室」
もう面白くて面白くて忙しかったです。
動画をたくさん撮ったけれど編集が不慣れで、しかも三脚も無くて手ブレしまくりですが、見てみてください。
まだまだあるので少しずつ出します。
大人の大人による大人のための、自分のための、それぞれのための時間。またやりたい!もっともっとやりたい!
ちなみに動画は大人のアートで「もっとこうすれば良かったかな〜」をアートアソビのへやでやりました。
隣では物凄いのが蠢いていました笑
乞うご期待!編集してまた投稿します^ ^
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雨の日の漆喰

2018.06.11

本当は公園で行うはずだった漆喰。
梅雨入りしましたし、台風接近だし、アトリエでやってみました。
初めての方も来てくださり、小さい人から大人まで賑やかな時間でした。
初めての素材に戸惑う事もなく、手袋つけてなったり貼ったり。
公園なら自然素材があるから面白いかなと思っていたけれど、アトリエになったので鮮魚をモチーフに用意してみました。イワシとイカ。
ま、あんまり意味がなかったような、なんとなく影響したような…
アトリエにあった素材も取り入れて、みかんの切って干したのや、柿の花の干したのや、植木の枯れた花や、草の根や…結構みんな素材棚を探索してくれて嬉しかったです^ ^
素手で(手袋拒否笑、手は荒れなかったかしら)かき混ぜて絵の具も出して、まだ話し始めたばかりの言葉で水を要求して、漆喰の粉を要求してはかけて混ぜて…迫力のある作品を作る3歳の彼。
大胆なタッチで青い画面を使った後は小さなケーキやたこ焼きを作る6歳の彼女。
子どもの作る色に一瞬がっかりしつつ、なんども参加している方から「そうなんだよね」と共感が広がり、渋い色にかっこよさを見つけるお母さん。
アトリエの素材から色々見つけて試し、ご自分のセンスに合った作品を仕上げるお母さん。
小学生はちょこっとやって見たけどやっぱりテーマがない方が良いのかな。ずっと私にくっついてマシンガントークしつつ全体の写真を撮ってくれたり、掃除してくれたり。
自分で居場所を作りながらちょっと製作しながら、偉いな〜
それぞれの漆喰でした^ ^

遠足に行きました

2018.06.08

今日は上尾市の小学校、中学校はキッズウイークとやらでお休み。なので遠足に行って来ました。
おにぎり持って、埼玉県立近代美術館へ。
ここの常設展は子ども無料、大人もパパママカードというものを見せると60円!
規模は小さいけれど、それ故に子どもと一緒に行きやすい。
大きな公園には上尾市の作家の作品などもあり、遊具もあり、大きな噴水もあり、ゆっくりできるところです。
お弁当持っていくのに最適。
「美術館に行こう」というと「えー」「公園で遊んでる」「お腹すいた」
で、早めのお昼にしてひと遊び。と行ってもみんなバラバラ。
ヤマモモの実を取る人、遊具へ行く人。
はじめは場所の確認からというところなのかな。
少し落ち着いたところで美術館へ。
「走らない、騒がない、触らない」という点もギリギリ守っていました。入って仕舞えば各自のペースで何となく見たりする人たち。大人もしばらくゆっくり見られました。

その後は再び公園へ。
「見た後ってなんか作りたくなるよね」と大人同士話していたら、子どもたちはいつのまにかペンと紙を出して描き始めていました。
もちろん全くそんな気にならず、走り回る人、1時間ごとに湧き上がる噴水をじっと待つ人、それぞれ。
笑いあり、涙あり、たくさん話したり、考えたり、子どもたちの力とそれぞれの個性をたくさん感じられる1日でした。
また行こうね^ ^

看板ができました^ ^

2018.06.06

ここってなんなの?お店?はいっていいの?子どもが絵の具してるけど?本もあるけど?会員制?すごく高かったりするの?
そんな風に思われていたかどうかわかりませんが、今までわかりづらかったであろう事は承知しつつ、中々進まなかった看板作り。6月1日のメンテ休業の日と、昨日でとうとう完成しました〜
これで少しスッキリしました。
安全です(多分)見学ご相談いつでもどうぞ〜
ウェルカムな気持ちでいるのです。わかりづらかっただけで…^^;
と言うわけで今後ともどうぞよろしく^ ^

並べる人、混ぜる人、流す人…

2018.05.30

はじめて来てくれた2歳さん。移動カフェを運営するお母さんのそばで過ごす看板娘さんでもある。そんな訳でなのか、絵の具のボトルをきちんと並べ、筆などもき来に並べる。自分が何かを使う時、他の人にも配ってくれる。

絵の具と紙があれば描くものだ、とは限らないね。

午後は仲良しの女の子3人。いきなり賑やか〜

互いの使っている素材ややり方を真似しながら、だんだんエンジンがかかるとそれぞれ好きなことをし始める。

不織布で服を作る人、ねんどで小さな作品を作り込む人、同じくねんどでもこねる感触をずっと味わっている人…

小さい人たちはそれぞれのやりたい事をやりたい時にやって、汚れも完成するかどうかも気にしない。本当に心地よいなーと思います。

そんな子どもたちのそばで何となく大人も楽しみはじめ…

少しずつ、「乾いたらどうなるかな?」「この色好きだなぁ」なんて言いながら描いたり…

賑やかで楽しい時間でした。

 

小さなギャラリー

2018.05.25

どうしても作りたかった何もない壁面と棚。

絵の具やいろんな素材や画材と向き合い、驚きや美しいと感じたり、不思議な形に出会ったり、そして残った痕跡を飾りたかった。どうしても。

それらは大抵次の瞬間には見向きもされずに作者からもその家族からもなんの注目もされなくなる。

流しただけ、釘を打っただけ、絵の具を混ぜただけ「それだけの事」

だけどその時、真剣な顔で大きなエネルギーを注いだ人がいたのだ。「それだけの事」の中に、生きてる瞬間があるように思う。評価される何かが成果を出した時よりも。

「それだけの事」はその人だけのその時だけの痕跡なのだから。一般化できない、比較の必要もない、ただ1人の瞬間に光を当ててみたい。

本人が思う以上にかっこよく、魅力的に展示してみたい。

それは私の小さな反抗なのです。

本棚は語った

2018.05.23

 

今回のテーマは“bookshelf talks!~本棚は語る~”ということで、参加者のみなさんに自宅の本棚の中から選りすぐりの本数冊を持ってきていただき、ミニ本棚を展示してもらいました。

誰のものか分からないように無記名で作った本棚でしたが、「これ、◯◯さんのっぽい!」 とすぐにバレてしまうものもあれば、「え!こういうの好きなんだ~」と意外な驚きがあるものもあったり。はじめましての方々も多くいらっしゃる中でお互いの本を思い思いに手に取り、パラパラめくったり、じっくり読んだりしながら話題は四方八方に広がっていきました。

それにしても!本棚は語るなぁ。

日頃思ったり考えたりしていることでも、その多くは言葉で語られることって意外と少ないのかもしれない。何て言っていいか分からないことってとっても多い。言葉にして語るほどでもないかなと思っていることも。でもそういう自分の考えや気持ちを言葉にしてくれている本がある。昔から一緒にいて少しずつ今の自分を作ってくれた本もある。

それぞれの本棚にはその人の一部がある。 普段はスルーしてしまったかもしれない本も、出してくれた方の話を聞くと全く印象が変わって興味がわいてきたりする。そして世界が広がっていく。自分が見たり感じたりしているのだけじゃない世界がすぐそこにいつでもあったんだと知るって、ちょっと不安なことでもあるけど、希望でもある。

図書館や本屋にはたくさんの本があるし、ネットを開けば簡単に欲しい本が見つけられてとっても便利で有り難いけれど、今回の交換会は参加して下さった皆さんの大事な大事なところの一部をシェアしてもらえたようでなんとも幸せなワクワクする時間でした。重い本を持って足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました。

そんな素敵な本棚をシェアしてくださった皆さんのさらに厳選された交換用の本は今、新たなの読み主の手に渡りどんな世界を見せてくれるのでしょう。

新しくやってきた誰かの一部をわたしもゆっくり楽しみたいと思います!

賑やかな午後

2018.05.20

金曜日、離れた街から小さな人たちがやってきました。はじめまして!

少しの緊張とたくさんの「やってみたい!」気持ちがあっという間にアトリエに広がっていきます。

たくさん試し、散歩してはまた描き…

喧嘩したり、謝りたくなったり、誰かがやっていることをやってみたくなったり、お腹が空いたり、賑やかなひと時。お母さんたちも見守ったりお話ししたり、初めてなのに共感出来ることが沢山ある人との出会いはやはり嬉しいものですね。

少し緊張していた私も心がゆったりとしていきました。

以前から来てくれているもう少し大きな人たちは、所在なさげに隅っこで固まっています。

そのうちトイレの前の小さな空間に養生テープや紙で基地を作り、「小学生以外入るな」と書きはじめます。

自分たちの馴染んだ場に新たな人を迎えることは時に怖い事でもあるよなあ。安全地帯が欲しいよね。

そう思って、初めて来たお母さんたちとそんな話をして、止めたりせずに少し離れて見ていました。

すると段々と基地から出て来て小さな人たちと混ざり、少し手伝ってあげたり、自分たちの劇?に入れてあげたり。

自分の安全地帯に他の人が入る事を受け入れていく為には時間がかかる。その事をみんなで見守れて、なんとなく拒絶では無い関係に踏み出す小学生たち。素敵だな。一緒に見守ってくれる大人が多くて心強く感じました。こんな風に場は作られるのかな。「みんなの子どもたち。と思って見ていきたい」そんな風に話してくださり、とても嬉しい出会いでした。

バタバタしたり、迷ったり悩んだり、困ったりしながらやっています。抱え込まずにやっていきたい。たくさんの人と一緒に。

遊びつくしたアトリエは所狭しといろんな物が散乱したところで閉店しました。

賑やかな日のアソビーさん(アトリエコルトではスタッフではなくアソビーさんと呼んでいます。)は私と母の2人でした。母も孫より小さな人たちと混ざって奮闘してくれました。

心地よい疲労を感じながら食事をしていた時、7歳の娘が「今日はずっと座らなくて疲れた〜」といっていました。

一緒に過ごした全員にありがとう!

みんなぐっすり眠ったかな?

飛行機が飛んでいます

2018.05.17

6歳の彼はいつもすごく熱心に作る。集中して色々試して。私と彼、彼と素材の間に言葉にならない会話がある(ような気がする)

今日は発泡スチロールで飛行機ができました。

一度外に飛ばしに行ったけれど「これ大きいから飛ばないんだよ」と

で、天井から吊り下げて見ました。

すると彼は無言でライティングし、ライトに透明のプラスティックを当てたり、角度を調整したりします。柔らかな光の写真がいいね。

カメラ買っておいたのに充電してなくてごめんよ。

こんな飛行機が見られてとても嬉しい日でした。

女の子達は近所の森(実際は林とも言えないほどの空き地)へ行っていました。

「森でのことは話せない」のだそう^ ^

秘密って大事だよね。少し目が届かない場も本当は大事だよね。森っていいね〜

今日もありがとう????

みんなであそぼうメトロノーム×コルト

2018.05.16

日曜日は“みんなであそぼうメトロノーム”に参加させてもらい、絵本を作りました。

絵の具、躊躇なく次々と混ぜ、描き、全ての道具を試し、色々なものに塗り、積極的に大胆に描く人、

走っては笑い、笑っては走り、時々描く人

お母さんのお膝からも静かに、でも好奇心いっぱいの真剣な眼差しで画材や道具を探す人、

大学生の皆さんも一緒に描いてくれました。

子どもたちに混じって色んな道具を試し、表現を試していました。

あっという間のひと時、慌ててドライヤーかけて絵本にとじました。

子どもたちの絵は深い色が多く、ボリュームがあってとても魅力的。大切そうにビニールに入れて持ち歩き、そっと開いて見せてくれます。

お話もない、形もない、深い色や不思議な形の絵本は、言葉ではない多様な物語を開くたびに受け入れてくれる懐の深さを感じます。

今日の宇宙

2018.05.16

初めて来てくれた6歳の男の子。

初めは恐る恐る、だんだん と大胆に。

「全ての色を使う!」

洗濯のりや絵の具をたっぷり使って流れる様、混ざり変化する様子、移り変わる画面をたっぷりと味わいました。

外に出たがっている何かが次々と現れて忙しくて仕方ない様でした。

素晴らしいエネルギーが生き生きと輝いていました。

ただただ美しく、彼は残すことなんて全く考えずひたすら流すけれど、せこい大人はそれを何とか紙に残したくて、彼の宇宙のような画面に紙を押し当ててみたり、写真を撮ったり、これまた忙しく^ ^

最高の1日でした。ありがとう。

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2018.05.08

 

GWも明けた昨日。実は最寄りの小学校は学校公開日の振替でお休み。

9歳のKさんはどこぞの絵本コンクールの応募要項を持参して「今日は絵本を作る 」と宣言。

応募要項を見ると「プロアマ問わず」。ここ数年の入賞者の出版された絵本の紹介が載っているもの。ページ数や大きさも規定があり…明らかに絵本=販売される商品であり、それに則った物を募集している感じ。Kさんもやはりその募集要項に則った物を作って応募するイメージ…

どうしようかなー

ページ数決まった中でのストーリ展開ってどうしたら良いの?私も分からないな〜と話しながら、一旦「要項」から離れて「絵」からスタートしてみよう。そこからストーリーや展開を考えようと提案してみました。20枚位描いてそこから11枚選び、その上で構成や浮かんでくるならばストーリーや言葉をつけていくのはどうかな?と。

納得して描き始めたKさん。やはり始めはイラストを描きかけ…すぐに「失敗した」という言葉が。

「とにかく面白いとか楽しいとか、不気味な感じとか表現したい事をどんどん描いてみてから考えよう」と声をかけてみて…

だんだんエンジンがかかって…

選ぶ画材も増えていき…ボンド、アルミホイル、インク、洗濯のりなどなど…

うん。素敵ないつもの彼女のエネルギー。

でもかなり立体的だね〜

綴じられるのか?と少し思いつつ隣で一緒に描く私とクボちゃん(アソビーさんとアトリエで呼ぶところの場を一緒に作る仲間です。週2日来てくれています。)

5枚ほど描いて次の遊びへ…

提出期限は9月なのでゆっくり向き合っていきましょうかね〜

ある一定の規定がある中で自分の表現をして見る事。自分のしたい事やイメージと、自分の出来る事、求められる事との間で本来のパワーを失わず、楽しみながら出来る道を探ってみる。そんなチャレンジになると良いな。だって日常ってそういう事だらけなわけだしね。

私だったら手にしなかったコンクールの応募チラシ。面白いテーマをありがとう。

パワフルなKさんならきっと大丈夫。

あ。でも途中で満足してどうでもよくなっちゃうこともあるかもね。それはそれで何か残るかもしれないしね。

というわけで次から次へと窓に描いたり、ごっこ遊びに衣装を作ったり、メイク(ベビーパウダーとベビーオイルで)したり、忙しい子どもたちでした。

その日だけ見ると何もかも途中で集中しないとも見えるのかもしれない。でも継続して見るとその時々気になる事を継続している。互いに影響し合いながら。表面には見えないけれど、それぞれの子の体の中で、心の中で何かを求め蠢くような、成長していくエネルギーの様なものを感じます。目に見えないエネルギーを蓄積して次の季節に向かうのでしょうか。草木のように。根っこは見えないものだよね。

そういうペースも十人十色だなぁ。

夕飯の会でした

2018.04.27

夕飯の会でした。

カレーをみんなで食べました。アートアソビのへやの報告や困ったいることや面白いことなどあれこれ話せたらと思ってやってみました。「絵画教室」でも無い、保育でも無いこの取り組みを書面で伝えることは難しい。思いや雰囲気も伝わるといいなと思って、誰でも参加自由、出入り自由の会です。
それにご馳走はないけれど、みんなで食べるってとても楽しい。
初回の今日は盛況でご飯13合炊きました^ – ^

本音を言えば大人と話す時間も欲しい。
と思っていたけど、やっぱり今日もバタバタで、中々ゆっくり話せる感じでは無かったです。

食べ終わるとすぐに素材や道具の棚へ行き、あれ欲しい、これ欲しいと賑やかでした。
食事中だから絵の具はやめて欲しいと伝えると、どの子も納得してくれました。

「絵の具は使わない」と言う制約と、いつも顔を合わせない異年齢が揃う環境(3歳から10歳12人)の影響か、素材だなを入念にチェックしては素材を探し、新たな表現がたくさん生まれました。
砂利石と造花でアレンジメントを作る人たち、折り紙も切ったり貼ったり折ったり、色鉛筆、ラップ、ペン、ハサミ。
あまり汚さないで、かつ好きなことを見つけていき、思い思いに各所で制作していました。こう言う制約もたまには面白いキッカケになるものだなと腑に落ちる感じでした。
制約に負けず、駄々をこねるようなこともなく、返って楽しむ姿が何だか頼もしく、嬉しい光景でした。

あ、でもカエルを取りに行く組もいて、夜なのに何故かずいぶん捕まえていました。うちの近所のカエルさんたちにとっては災難かもしれませんが、生き物が本当に好きなんだなあ。

次回は5月19日、ランチをご一緒したいと思います。無料、予約不要ですが、材料の用意があるので、参加予定の方はお知らせいただけると助かります。

シェア出来る食べ物を持って来てくださると嬉しいです。また、缶詰やお米などの消費期限が長い食品もありがたく頂戴しております。

ハードな1日

2018.04.26

昨日は何だかハードな日でした。

道路に面したガレージでいきなり水遊びする人、合間に工具使う人、墨汁使う人。

20畳そこそこに色々一度に広がって行く。

水遊びはエスカレートしやすく通行量の多いアトリエ前の道路に水が飛び出して行くし、工具やってる人にもぶつかりそう。私の頭は色んな不安でいっぱいになってしまう。口から出るのは「やめてやめて」ばかり…

ここでは普段なかなかできない事を思うまま思いっきりしたい気持ち、今こうしたい!という気持ちが住宅街の小さなアトリエをあっという間に飛び出していく。

木工も最近の流行りで作品が大きめ…

「全てをずっとアトリエに置いておくことは出来ない」なんて言わなきゃ良かったな。自ら壊す姿が頭から離れず…

怒ってばかりだったな〜と残念な気持ちでいたら、自分で作った椅子に座って揺れながら「アトリエコルト〜♬」と歌う後ろ姿。

どの子もいつもありがとう。子どもたちがいるからやっていける。

 

インスピレーションリレー

2018.04.21

毎日ちがう人がやってくる。前日に誰かが作った痕跡があり、飾られるというほどでもないけどそれとなくあって、今日来た人が触発されてなんとなく手を伸ばし、また残される。

リレーみたいで面白い。毎日ある私だから実感することかもしれない。

「〜をやろう」と声はかけない。まさにおいてあるだけ。そんな中にもさりげない仕掛けが出来るかもと思ってワクワクしてくる。

ふふふっ

ブログをここに書くことにしました〜

2018.04.19

アートアソビのへやを始めるにあたって、Webサイトを作って頂きました。

こんなに素晴らしいWebサイトが出来るなんてもう感動です。

一方ものすごくアナログな私はブログの書き方さえ分からず、作ってくださった方に丁寧なレクチャーをしていただきやっとかけるようになった次第です。今までのフェイスブックともシェアしながらこちらをメインに日々のアトリエの様子や新着情報などをお伝えしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

写真は拾ってきた石に描いた作品。6歳女の子と私。